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好きこそ物の上手なれージュエリー作家になるまでの道のり

最近よく、収益につながる趣味を、何かはじめたい。

漠然としているが、物を作って販売したい!という人が増えたと思います。

コロナウィルス流行後、そういう人が顕著に増え、私に相談される方も増えました。

私が、ジュエリー作家として仕事をする流れを今日は書いてみようと思います。

私が、彫金(ジュエリーメイキング)をはじめたきっかけは、20代後半に大失恋をしたことがきっかけでした。

もともと私は、モノ作りがすきで、1人で没頭して自分の世界で生きることが好きでした。

小学生の時の夢はデザイナーで、高校もアート専門の学校を選び、大学では建築を学びました。

社会人になってからは、企画とデザインの仕事に携わり、夢だったデザイナーになりました。20代前半は仕事が楽しかったし、忙しかったので、あっという間にすぎ、20代後半になって仕事が落ち着いたころに、長く付き合った彼氏とお別れしました。

その方にどっぷり依存していたので、お別れは相当な痛手でした。

お別れをしてから、友達が一人もいないことに気づき、仕事と家の往復に寂しさが出て、習い事をはじめよう!と思い立ちました。

陶芸教室と彫金教室と迷い、どちらも見学に行き、陶器が増えるとかさばるから、アクセサリーにしよう!と単純な理由で選びました。

もともと、ビーズアクセサリーをしてたこともあるし、アクセサリーが好きだったので、趣味としてモノづくりを楽しみたい!友達を作りたい!一石二鳥だ!でした。

私の場合は作ることを楽しむのが目的で、販売は一切考えていませんでした。それが今となっては良かったかなと思います。最初から売るつもりで通ってたら、続かなかったでしょうから。

3年ほど教室に通って、自分の好きなものを作ったり、人にプレゼントするものを作ったり、物を作ることの楽しさや喜び、醍醐味を存分に味わいました。

はじめて作った石留のネックレス


ある時、石を売るイベントで、自分の作ったアクセサリーを展示するという機会に恵まれました。初めて、知らない人に見てもらう機会でした。そこで、ある人に趣味でやっているとレベルが上がらない!みたいなことを言われて、カチンときました。(あとで知ったのですが宝石業界の偉い先生でした)

趣味でやってて何が悪いんだ!と反発したんですが、後でそれも一理あるなぁと思い返し、レベル向上のために会社に勤めながら、夜間の専門学校に通うことを決心しました。

専門学校は最初に入学金や工具代金を10万円程支払うので、相当な覚悟がいりました。授業料も高く、扱う材料も高額。なので、そこら辺から意識が変わりました。

高い授業料分の技術を身に着けよう、将来も見据えて学ぼう!と頭が切り替わりました。

はじめて販売したのは専門学校の文化祭でした。自分で作って値段をつけて、ブランド名を考えて、名刺も用意して。言わばお店ごっこです。

それが作家活動のスタートです。初めて買ってくれたお客様のことは今でも覚えています。すごく嬉しかった。

その後にネットでの販売もはじめて、グループ展や個展で販売もしました。

専門学校は、私は2年で卒業しましたが、ふつうは卒業するのに4~5年かかるみたいです。

卒業してからも、通信教育で和彫りを学んだり、職人さんに習いに行ったり、独自で勉強しました。

会社で働きながら、作家活動も平行して7年続けました。

まだ30代前半で若かったので、睡眠を削り、根性でのりきりました。

勉強につぎ込んだお金は100万円以上です。道具は50万円以上でしょうか。いやもっとかかっていますね。材料や天然石を含めると莫大な金額です。

売れるようになるまで10年くらいかかる、道具や技術を学ぶ費用が高い!なんて最初からわかってたら仕事にしようと思わないでしょうね。

元が取れないと途中でやめていく人達をたくさん知っているので、お金を稼ぎたい!という単純な動機であればお勧めしません。

やっぱり作るのが好き!自分の作りたい理想のものがある!そういった動機から初めるのがいいと思います。技術や知識が身に付いたら、必然と仕事になります。

好きこそ物の上手なれ

「どんなことであっても、人は好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早いということ。」

本当に言葉の意味のままですね。

早急に売りたい!というのであれば、自分で作れる範囲内から初めて、徐々に理想に向けてランクアップしていく方がいいと思います。

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