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[日記]【‘‘記憶の襞’’】

手を伸ばせば、その先に光を感じられる。
創作過程の中で、いつもそう思う。
記憶の引き出しから、何かを探しながら物を書くことというのは懐疑的なような気がする。
真実と虚実が絡みあって、物がようやく出来上がる。
伝えるべきことを伝えるために、僅かばかりの言葉で何が出来るのかと模索しながら、生み出すということは難しさを覚える。
それでも、私たちは言葉を紡ぎ出していく。
私にとって、文章を書くという行為はあらゆる表現方法の手段の中でも一番適したものだという自負がある。
表現方法に特別な思いや価値の必要性を求める必要はないと思える。
一人でも私の書いたものを読んで下さる方々がいる限り、私は書き続けていくことだろう。
抽象的なものを表現したければ、それは芸術に任せればいいことのように感じる。
その点、文章を書くのは気楽でいい。
思ったことや感じたこと、その気になれば、抽象的概念さえも飛び越えて文章にさえ筆力があれば表現出来るのだから。
私の書く理由はそうしたものもあるのかもしれない。

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