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[エッセイ]【‘‘真意’’】

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思索を巡らすことで、感覚と情念が浮遊する。
着想を得ることに書くことを目的にしなくても、自ずと心象から表現へと転化するものだと感じる。

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小さなピースを集めたものは、どれも細かくて繊細なものばかりである。
考えることから、離れることで人はもう一度生まれ変われるもの、そう思った。

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泡のような感情は、文体へと変えていく。
変えられた文体はどれも泡であると感じた。
触れると、すぐに水に戻ってしまう。
泡はやがで、水鏡へとなった。

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頭の中の空想は、いつも抽象的だと思った。
知る必要があることと、知らないことはいつも同じだと、そう思った。
ノートに書き記していたものは、全てが途中で終わっていた。
言葉が自然に一人歩きしている様を眺めながら。

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言葉を放てば、別の言葉が返ってくる。
その言葉の真意を辿ることにした。
声はいくつもの場所で時間を積み重ねながら、真意を辿ることでぼくは考えながら感じることがあった。
ー真意の先へ。

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