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【‘‘知力を磨く’’】#1.

-#1.スキミングの効果的な技法について-
[読書術]


本を読む前において、ある程度の予備知識を入れた状態で本を読むのと、予備知識がゼロの段階で読書をするのとでは、読むスピード以前に知識を肉付けするまでにかかる時間というものも変わってくるだろうと考えられます。

私自身が本を読む際に、特に意識していることは前準備の段階で本の目次を確認して、重要な箇所と重要ではない箇所の二点に分類させる、準備作業がとても大切であります。

こういった読書法では、小説を除いたビジネス書、学術書、専門書、新書などの書籍を読む場合に特化した方法論をこちらの記事でまとめてみることにしました。

私自身も、これまでに自分なりの読書方法というものに対して、あまり深く考えてきたことはなく、とりあえずは読みたいなと純粋に感じた本を手に取り、読んできました。

ですが、自分の中で興味や関心事が増え、知的好奇心が深まるにつれて、読みたいという気持ちが溢れているのに、実際問題では読書時間に割く時間というものが圧倒的に足りないと気付き始めました。

時間という概念を考える上で、本の読み方、あらゆるタイムマネジメントのノウハウや集中力の高め方、モチベーションに頼ることなく無意識に読書習慣を形成させる為に、色んな書籍を読んできました。

書籍の中から、自分にとっての本の読み方を最大限まで発揮させられると感じるものは僅かではありますが、それは大きな武器として活用することが出来るということを学びました。

では、具体的にどのようにすれば、情報や知識を効率的に吸収させ、アウトプットさせることができるのかというと、それは最初にも触れましたが、重要な箇所と、重要ではない箇所を分類させた上で、特に重要な箇所は徹底的に精読するという方法があります。

まず、大前提に、目次で確認したところで特に気になる、じっくりと読み込みたいキーワードが書かれているなと思ったところには、付箋を貼るか、シャープペンシルで小さく丸を書いて、チェックする作業を心掛けています。

このチェックする作業をするのと、しないのとでは決定的な差が生まれるものだと思っています。

そして、目次を確認してチェックした箇所だけを精読すればいいと思われるかもしれませんが、ここで大切なのは全体的に俯瞰しながら、本を最後まで読み通すことがとても重要であります。

目次で大切な箇所をチェックしたのであれば、それだけで十分だと思われるかもしれませんが、特に重要項目ではないとチェックせずに目に触れずにしてしまった箇所に思わぬ貴重なノウハウが記されている場合があるからです。

そこで、全体的にどの項目も見落としてしまわない為の本の読み方として、スキミング=拾い読みがあります。

スキミングでの効果は、本全体の内容の構図を意識的に捉える効用があります。

重要箇所とそうでない箇所に、振り分ける際には重要箇所には付箋を貼り、そうでない箇所はざっと目に触れるだけで飛ばし読みで十分であると考えています。

ここで、ポイントとなるところは、いかに重要箇所を探し出せるかが、効果的なスキミングを最大限に活かせるかにかかってきます。

読み方の流れを簡潔にまとめますと、↓

【STEP1】

目次を確認して、特に気になる、勉強になるかもと感じたところに、付箋を貼るか、シャーペンで軽くチェックを入れる。

*ここで、ぜひとも実践してみてほしいことは、チェックした目次のタイトルの内容をスキミングをする前に頭の中で想像してみることをお勧めします。

こういった前準備のシュミレーション作業を行うことで、記憶の定着率が格段と上がり、スキミングで割く時間も短縮させられるという相乗効果が生まれます。

【STEP2】

スキミングを行う際で、重要箇所の確認作業というのは大切ではありますが、もう一つ大切なことがあります。

それは、時間を規定する。つまりは、制限時間を設けるということが重要です。

どうして、制限時間を設けるのかと言えば、制限時間を設けることでその時間でこなす為の集中力というものが十分に活かされるからだと考えています。

長時間での読書では、集中力が途中で切れてしまい、せっかくの作業効率も下降してしまい、アウトプットが出来ないまま、無駄足を運ぶ恐れがあるからであります。

*制限時間というのは、自分に見合った時間を見つけることが大切であり、スキミングでの読書を行う際には、自分にとってカフェか家で読書をする場合、どちらが集中しやすく読書が出来るのかを知っておくことは大切です。




つまりは、制限時間×場所、この二点を視野に入れた状態で読書をすることでスキミングは価値のある読み方としてアップデートされます。

以上の二点を捉えた読書術は、私自身の読み方のベースとなっている本の読み方であります。

スキミングで軽くインプットしてから、精読へと移り、要点などはノートに手書きでまとめたり、SNSで情報発信させ、アウトプットさせています。

アウトプットの方法論としましては、文章にして書いたり、人に話したりして、自分に見合った方法を実践してみることをお勧めします。

本を読むことに関して言えば、読書に対する基礎体力を少しずつ鍛えること、つまりは自分に合った読み方のスタイルを確立させて、読了数を積み重ねることで本を読むことで得られる学び、楽しさを実感するだろうと感じます。


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