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【‘‘アンドロイド・オペラとは何か?’’】

音楽とAIの生成能力は、益々進化しており、アンドロイドがオペラを歌うという面白い動画を見つけたのでぜひとも紹介したいなと思いました。

動画内では、僧侶が唱える仏教音楽である‘‘声明’’と呼ばれる音楽とアンドロイドが即興で曲や動きに合わせて歌うというもので新しくて斬新な音楽の可能性を垣間見えたものがありました。
声明とは、節をつけて唱えるお経であり、仏教音楽とオペラという組み合わせだけでも珍しいのに、そこにアンドロイドが加入することで音楽としてはたして成り立つのだろうかという疑問がありました。
ですが、オペラというジャンルを越えて、そこには生成AIが作詞作曲する概念から外れてAIが自ら歌うということは見ていてとても新鮮で新しい音楽をアンドロイドが開拓したことに感動を覚えました。
音楽や動きを統合的にプログラミングすることで、アンドロイドはその場で歌を歌います。
アンドロイドの歌う歌による評価はともかく、そこにはアンドロイドの意志の存在が提示されているものがあると考えさせられました。
時と場合によっては、作られる音楽の性質も異なるのだが、創造性から脱却した独創性の可能性が広がるものがあり、オペラを歌うアンドロイド(オルタ)には人間の想像をはるかに越える才能と資質を兼ね備えていることが窺えます。
パリ公演で、オルタは人間を差し押さえて主演である存在でありながら、そうした光景を目の当たりするとシンギュラリティの時代は既に到達したのだと考えさせられるものがありました。
生成AIやオルタにしても、人工知能は無数にある人間の会話パターンを分析し、学習することでその場に適した言葉を使ってコミュニケーションを行います。
機械学習から深層学習へと移り、それが今ではオペラを歌うまでの時代へと向かえて私たちの音楽的価値は人とアンドロイドとのコラボにより、まだまだ可能性は広がっていくものだろうということを感じました。
そして、アンドロイドがオペラを歌う、アンドロイド・オペラを理解するにあたり、根本的なオペラの定義を示す必要があります。
オペラとは、物語を通して何人ものの登場人物たちが、台詞を歌うことによって表現しつつ物語進行するというもので、物語と音楽を組み合わせた総合芸術を指す言葉として一般的です。
独自のオペラを表現する主体としては、様々であり
音楽に限らず、芸術の集合体としてのオペラが総合的な舞台芸術であるならば、アンドロイドが演奏するアンドロイド・オペラもオペラの一種として位置付けられるのではないかと思いました。
オペラから離れて、そのうちアンドロイドがストリートミュージシャンとして活躍したり、アンドロイドとアンドロイド同士がコンビを組んでバンドを結成して歌を届けるミュージシャンとしての地位を確立しても不思議ではないのではないかと考えることもありました。
アンドロイド・オペラから、この先の音楽界はどのように変わっていくのだろうかという期待があります。

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