退職まであと18日!!~上司と体当たりで向き合ったら泣いてくれた話~
今日は土曜日、朝から雨でした☂
今日のお出掛けを楽しみに1週間過ごしていたのですが、かなり雨が激しかったので今日は家で過ごすことにしました。
今日は仕事はなしですので、退職の意向を伝えたときの上司の反応を記事にしたいと思います。
相手の心を動かした瞬間
下記の記事で書いた通り、退職の理由は一言でいえば「なりたい自分を目指して別の道を歩むため」でした。
ところが上司に相談した時点では、なぜ辞めたいのか、何を目指したいのか、うまく言葉にできない状態でした。
そのため当然上司は納得してくれませんでした。
上司から言われた言葉は、例えば
次は決まっているのか?いつから考えていたのか?
でした。一時の気の迷いなのではないか、少し休めば気が変わるのではないかと思われていたと思います。
そのほかには、
もともとこの会社で長く働くつもりはなかったのか?
ここまで言われたところで、私の中でもう全部話しちゃおう、とスイッチが入りました。もう体当たりで人と向き合おうと思い、今まで誰にも打ち明けなかった深い悩みを会社の人に吐露しました。今振り返ると、このことが退職に向けて動き出す転換点となりました。この話をしなければ、もしかしたら退職していなかったかもしれません。
今まで、自分のやりたいことがずっとわからなかった。だから目の前のことを一生懸命やってきた。それでも、このままの人生でいいのか悶々としている。それが最近やっと、光が見えてきた。だから直観に従いたい。
吐露していたら気持ちが高ぶってしまって、声は震え、目頭が熱くなってきました。懸命に泣かないようにがんばりながら言い終えました。すると予想外の事態が・・・
あれ!?
上司が鼻をすすっている!?
ん!?もしかして泣いてる?????
そう、私が捨て身で当たったことで、上司の心を動かしてしまったのです。
人の心を動かした経験、みなさんはありますか?
私は大学の先輩に告白した時以来、人生で2回目の経験でした。どっちも心臓がばくばくしました。周りの空気を振動させるほど、気温を上昇させるほどのエネルギーが、自分から相手に伝わったのではないかと思います。
上司の人間的な側面を垣間見た
上司がなぜ涙を流してくれたのか、その理由は次の通りです。
俺も転職経験があるから、あなたの今の気持ちがよくわかる。最初に勤めた会社でがむしゃらに働いた後、無気力状態に陥って、そこからの数年は地獄だった。
ご自身の赤裸々な過去を話してくれたのです!正直驚きました。
さらにはこんなことまで言ってくれました。
俺が辞めるとき周りから羨ましがられた。辞める決断を下したあなたに対して俺も今、羨ましいと感じる。
一般的に引き留める立場である上司の口からこんな本音が出てくるなんて、思いもよりませんでした。驚きと同時に、上司の人間性が好きになりました。
お互い感情が落ち着いてきたところで、こう言われました。
応援するべきだと感じているが、立場もある。あと1年待ってくれないか。もう一度考えて、それでもあなたの意志が変わらなければその時はもう反対しない。
私、この時上司の人間性にやられてしまいまして、「ちょっと考えます」って答えちゃったんです。
この時は、揺らいでしまう程度の覚悟だったんですね。
1週間後に再び上司と話し、「1年は難しいが、半年は続けます」と言いました。上司からは「本当に大丈夫か?」と逆に心配されました。辞めるだろうと思われていたと思います。まだぐらぐら心が揺れていた私は、「何かあったらまた相談します」と答えることしかできませんでした。
コーチングとの出会い
辞めると言っておきながら撤回したかっこ悪い自分、結局どう生きたいか決まっていない不安定な自分が、一層嫌いになりました。
コーチングに出会って話を聞きに行ったのがちょうどこの頃です。
コーチから「アメリカでは人生の節目にコーチをつけて、自分の生き方の微調整をするんだ」という話を聞きました。
「ああ、今の自分にまさに必要な存在だ」と感じました。
その後コーチングの体験をして、対話を通して自分の思い込みの深さや視野の狭さをがんがん目の前に突き付けられた気がしました。こういう霧が晴れたら、自己肯定感100%になれるんじゃないか、そんな過去最高の自分になりたい!と強く思いました。
それには今の会社、今までの道は外れなければならない。そう思って、思い切って舵を切りました。
決着をつける時
翌週再び上司に相談し、「半年続けると言ったが、モチベーションが続かないので、あと3か月働きます。そしてボーナスをいただいてから退職します。」と力強く宣言しました。
上司はやや驚いた様子でした。でも、批判はぐっと飲みこんで「わかった。もう十分話し合ったから、俺はもう反対しない」と言ってくださいました。それでも上司の心の中は波風が立っていたと思います。あとで上司は納得していない様子だったと課長から聞かされた時は、少し心がざわつきましたが、上司の立場も理解しました。
というわけで、3か月間は今まで通り真面目に働くことを約束して、決着しました。
まとめ
現在、延長3か月のうち、2か月と11日が経過しました。辞めると言ったり撤回したりまた宣言したりとごたごたしてしまいましたが、結論から言えば退職時期を延期して良かったと感じています。
理由は、このエクストラステージで無職になる前に自分への投資が進んだことと、今の会社に対する気持ちを整理する時間が持てたためです。
コロナで在宅勤務が主の3か月でしたが、ここで経験し考えたことは、今後の人生において価値のある濃密な時間だったと思います。
こうしてnoteの記事ネタにもなっていますからね笑
残り18日間も一日一日を大事に過ごしていきます。
以上、今日もお付き合いいただきありがとうございました。梅雨入りも近いのでしょうか。曇天に負けずに前向きに生きていきましょうね!!それではまた次回。(2622文字)
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