DKとラーメン

クラブ活動が盛んな我が校では、
夏休みとはいえ、
多勢の生徒が、
早朝からグランドや体育館で
練習しています。

私も入試小論文の指導のため、
学校に行っています。

朝から凶暴な暑さにゲンナリしながら、
日傘をさしながら歩いていると、
後ろから
DK(男子高校生)の会話が
聞こえてきました。

「あの店はサイコーやで」
「行ったん?」
「電車代つこてな」
「気合い、入ってんな」
「いやー、うまかった」
「せあぶらがたっぷりや」

ラーメン屋さんの話です。
駅から学校までの10数分、
楽しそうにラーメン談義。

スタスタと私を抜かしていく後ろ姿は
サッカー部と思われる体型。

すこやかなDKの会話に
「なんかいいよな」
とひとりごちて
校門をくぐりました。

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