見出し画像

東京のディストピア化が進んでいた

 羽田出発の台湾旅行をするにあたり、品川区内に一泊した。東京への訪問は一年以上振り。そうしたら、東京がディストピアへの道を進み続けている事を感じた。
 どのような事から感じたかというと、まず、駅の外にフェンスで囲まれた喫煙所があり、「加熱式煙草専用」と札が貼ってある。ちょっとした牢屋の様な空間にぎっしりとサラリーマン風の男達が詰まっていた。普通式煙草の民は何処へ?次に、猫の額程の公園に品川区が立てた看板があり、「あれもだめ、これもだめ」と。サッカーと野球は迷惑な行為らしい。もちろん花火もだめ。また、タクシーの車窓から見えた多少広めの公園にも花火はだめだと看板が立ててあった。運ちゃん曰わく「東京ではもう花火はできないですねー」。その辺の店では最早花火を売っていないんだろうか。

 いつぞや、小池都知事がお得意の横文字で「ダイバーシティー。」と言っていたが、東京の大都市としての懐はどんどん浅くなっていると感じる。行政が明文化する「あれもだめ、これもだめ」が増えすぎたし、各地における再開発で、汚い・不安定な・不完全な・金にならない物や人の排除が進み続ける。
 選民は既に始まっている。コロナ禍を経て東京都の人口は1400万人を突破。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?