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「リモート教室」ってどうかな?

noteのお題で
「#リモートオフィス」という
ものがありました。

せっかくなので
私も書いてみます。


今の私はほぼほぼリモートオフィス。

小学校の教員をしている時には
こういうことはあり得ないと
すぐに却下していたと思います。

目の前にいる児童をリアルで
指導するのが当たり前だったからです。


ただ、世の中、
テレワークとかノマドとか。

そういう働き方が
増えてきているし、
予備校だって
サテライト教室もあるし。

教育現場だって
リモート教室ができるよね?

むしろ、
その方がいいかもしれない!!と
考えついたので
その考えを綴っていきます。


私の場合、
小学校教員だったので
小学校のことを基盤に
お話ししていきますね。


1.リモート教室の一日

私がイメージするリモート教室は
こんな感じの一日です。

◎9時〜12時
自宅または別の学習機関などでオンライン学習

◎12時〜13時
昼食(家庭でも給食でも。子どもが選べるようにする)

◎13時〜16時
コミュニケーションやディスカッションなどの学習を学校で実施

午前中は自学自習に
なってしまうかもしれませんが、
家庭内、あるいは学校などの
官民両方の教育関係で
子どもの学習をサポートするのです。

このオンライン学習ですが、
同学年のお子さんと学習内容を
合わせる必要がなくなります。

というのも、
個人で学習段階を
選べるようにすることで
お子さん自身に合わせた
学びができるからです。

教室の中にいる
学習が遅れがちなお子さんはもちろん、
学習スピードが早いお子さんにも
有効だと私としては思います。

毎日学習、というよりも
週に3日くらいの教科学習にして
残りは復習などに利用すれば
よいかな?と思います。



学校教育では
給食も教育的指導に含まれます。

いわゆる「食育」ですよね。

この食育ですが
給食があるために
ごく一部のご家庭では
学校に任せきりに
なってしまっています。

さらには、
学校給食よりもレベルの高い
食育をなさっているご家庭もあります。

そう考えると
一律な食育に疑問が出てきますよね。

ですから、
ここは、家庭で食事を摂るのか、
それとも給食にするのか、
子ども自身が選ぶ自由を
持てば良いのです。


午後からは
コミュニケーションの学びです。

午後は毎日でなくても
良いことにします。

不登校のお子さんの中には
朝起きられない事情を抱える
お子さんもいらっしゃいます。

私個人としては
教科学習は何歳でもスタートできると
思うのです。

実際、ひらがなや簡単な計算は
幼児期に身につけてくる
お子さんもいらっしゃいますよね。

ただ、
コミュニケーションの学びは
相手がどうしても必要になります。

そして、年齢ごとの発達もあります。

不登校のお子さんも
年齢的な発達を促すのであれば
大人とではなく同年齢の子どもとの
交流が必要なのです。



2.リモート教室と家庭学習

現在の学校教育では
「最終責任者は保護者」という
方針だと私は思っております。

そのため、
学校では宿題を出して
「家庭でも学習状況を
見てください」と
暗黙の伝えがあるような
そんな気がしてしまいます。

私も実際、息子が小4であっても
宿題の丸付けを
学校側からお願いされています。

つまり、
学校任せにならないよう、
様々な工夫がなされているのです。

確かに学校任せではいけないと
私としては思っていますが、
そう考えられる人材を
学校教育で養っているかというと
そうではないのでは?と
個人的には思っています。


話を戻しますね。

学校教育に関して
保護者にも関心を
持って欲しいのであれば
私は私が提案するリモート教室は
最高だと思っています。

なぜなら、
今の学校教育でなされている
教科学習の状況を
お子さんと一緒に保護者が
把握することで
家庭での学びが促進されるからです。


現実問題、
日本の教育を受けていない人が
保護者になっているケースも
すでに稀ではなくなりました。

外国育ちで現在日本に住んでいる
保護者の人にとっても
このオンライン授業は
学びにつながるからです。

そして、
お子さんの宿題の丸付けに
苦労している人たちも
お子さんと一緒に学ぶことで
お子さんの丸付けを
適切に行うことができるからです。


ただ、今現在の日本では、
大人が働いていることが
多くなりました。

そういう時には
家庭でのオンライン授業を受けられる
代替施設や機関が必要だとは思います。


3.リモート教室と働き方改革

今度は、教員側の働き方について
考えていきます。

現在、多忙を極める教員職。

私も経験済みですが
この多忙さの中では、
よりよい学級経営や指導などは
困難を極めるのです。

ただ、
このリモート教室になると、
先生方の心のゆとりが
でき始めると思います。


オンライン授業は、
授業が上手な先生の
サテライト放送をすれば良いのです。

授業で使用する
教材作りが上手な先生は
教材作成に時間を費やすことが
できるようになります。

児童生徒との
関係性を上手に構築できる先生は
コミュニケーションを担当すれば
良いでしょう。

行事を盛り上げることが得意な
先生がいらしたら、
その先生は常時に集中すれば良いだけです。


以上のように、
教員も得意なことをさらに生かした
授業やサポートをすることで
学校教育がより充実していくし、
先生方のメンタルも
ますます健康になると
私としては思います。




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