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出版は著者のイメージを作る

こんにちは。編集者、出版コンサルタントの我妻です。
大きめの台風一号の影響で、全国的に天気が荒れているようですね。
東京も雨風が強い一日になりました。
にしても、5月に台風とはあまり記憶にないのですが……。

MEGUMIさんの美容本 50万部超の大ヒット 紹介商品も爆売れに

先日、知り合いの編集者とのミーティングで、ドラッグストアでシートマスクが大量に売れていることが話題になりました。

これは女優のMEGUMIさんが自著で、美容にはシートマスクがいいと公言していることがきっかけになっておこった現象だそうです。

MEGUMIさんのは昨年『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)という美容本を発売。
ご自身の美容の知識と体験をつづった実用本としてたちまち話題になり、50万部以上も売れている大ヒット作品となっています。(2024年5月末現在)

いまや、MEGUMIさんは美容の専門家として「美のカリスマ」としてメディアでひっぱりだこ。冒頭のシートマスクをはじめ、書籍で紹介した商品は指名買いされるほどなのだとか。

書籍を出版することで「美容の人」と世間に広く認知


正直なところ、私はこれまでMEGUMIさんに美容のイメージはあまりありませんでした。
もちろん、もともと美容が好きだったのでしょうが、女優やモデルの中にはほかにもマニアといっていいほど美容に詳しい人はたくさんいます。
インフルエンサーも含めたら数えきれないくらいの数になるでしょうね。

そんな中で「美容といえばMEGUMI」とまで言われるようになったのは、書籍を出版することで、世間に広く認知されたからです。

その知識や実践量もプロの美容家にも引けをとらないことは、本を一冊読めばすぐにわかりますし、内容は一般の読者にも実践できることで、一気に話題になったのだと思います。

これがYouTubeだったり、雑誌掲載やテレビ出演だけだったら、ここまでの影響力はなかったのではないでしょうか。

出版の力はまだまだ健在

「出版はオワコン」なんて言葉は聞き飽きましたが、このような事例があると、まだまだ出版には力があると実感します。
特に著者のイメージづくりには絶大な効果がありますね。
これは有名人だから起こることではないですよ。
規模は違えど、出版して著者になることは大きな影響力があることには違いありません。

今日の記事があなたの出版活動のお役に立てればうれしいです。

今日のBGM

「スローなDanceは踊れない」後藤輝基


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