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編集者のリアルな声にふれてみよう

こんにちは。編集者で出版コンサルタントの我妻(あづま)です。
4月も今日で終わりですね。はやい、はやすぎる~!!
GWの合間ですが、すでにお休みの方も多そうですね。
街全体もなんとなくのんびりとした雰囲気を感じました。
(といっても私は仕事ですが……苦笑)

現役編集者の意見を聞くことの重要性

先週、企画提案のため、ある出版社の編集者の方にお会いしてきました。
今回初めてお会いする方で、少々緊張しながら打合せへ。

校了前の多忙時の訪問で恐縮していたのですが、企画書をプレゼンしながら、様々なアドバイスをいただくことができました。
これがとても的確で心に響きまくりました!

企画内容や著者のプロフィールについてはもちろん、カバーデザインや販促、読者の傾向などについてもいろいろと聞かせていただき、まさに「出版業界のリアル」を感じましたね。

現場を知り尽くした編集者ならではの視点での鋭い指摘は本当に勉強になりますね。
S社のUさん、お忙しい中ありがとうございました!!

出版企画書は郵送やメールで送ることもありますが、企画が採用されたとき以外は感想を詳しく聞けることはあまりありません。
合否の返事がないことも珍しくはないです。
(こちらが一方的に送る場合は仕方ないことでしょう)
なので私の場合は、できるだけ編集者の方とお会いして、直接企画を提案するようにしています。

企画をほめられるよりも「改善点」がありがたい

企画をほめていただいたり、採用していただくことは当然うれしいですが、いちばんありがたいのは企画に対する改善点を指摘してもらったときです。
そのアドバイスのおかげで企画がグッとよくなり、採用になるということもよくあるからです。

もちろん、出版社、編集者によって企画に対する判断基準は違うので、A社、B社と逆の意見をもらうこともあります。
どの意見を採用するかはケースバイケースですが、その会社、その編集者がどんな企画や著者を求めているのかが理解できます。
いずれにしても、実際に本を作っている人たちの意見を聞けることは本当に貴重です。
著者視点の意見ももちろん大切ですが、商業出版においては企画を選ぶのも、会議に諮るのも編集者ですからね!

編集者にはSNSやイベントでも会える

といっても、編集者と会うことなんてないという方もいるかもしれませんね。
でも今はnoteやXで発信している編集者はたくさんいます。
いろいろなタイプの編集者がいるので、気になった方をフォローしてみてはどうでしょう。
最近はイベントに登壇する編集者も増えているので、機会があれば参加してみるのもおすすめです。
編集者のリアルな声に触れてみることも、商業出版への近道のひとつですよ。

この記事があなたの出版活動の参考になればうれしいです。

今日のBGM

「Water Carrier」Kroi


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