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出版企画はどのように採用されるのか 2

今日は昨日財布を忘れて、支払いができなかったお店へ。入口で「あ、昨日の方」と店員の女性が気が付いてくれました。昨日のお詫びをした後に、今日も食事することを伝えて、店内へ。
お店のおすすめの雑穀米の親子丼ランチをおいしくいただきました。
もちろん、お会計では両日分の代金を無事に支払いました。
リーズナブルでおいしいお店なのでまた伺います。もちろん財布があるかどうかをしっかりと確認してから……。

編集者との面談は「はじめの一歩」

さて、今日はこちらの記事の続きです。

昨日は出版企画の提出後から採用までの流れについて書きました。

編集者からの連絡、面談が即出版にはつながるわけではない、ということです。
あくまでも「企画に興味がある」という段階でしかない。

企画書だけで出版が決まらないのは、企画書だけではその人の実力や人柄は判断できないからです。
今はSNSやブログがあるので、どんな人でどんなコンテンツを持っているかはだいぶ判断しやすくはなりましたが、それでも会わずして(面談なしで)決まる、ということは普通ほとんどないでしょう。
(出版社側からオファーする場合はまた話は別ですが)

企画書だけがうまく書かれていても意味がない


私の話になりますが、以前、持ち込まれた企画書に興味を持ち、著者と面談したところ、そのジャンルに関しては取り組み始めたばかりでキャリアがほぼなかったということがありました。

話を聞くと、他ジャンルで出版したことのある人で企画書の書き方は理解していたようです。

企画はよくても、その人が書く理由がないので当然採用にはなりませんでした。
これはさすがに企画書だけではわからなかったことです。

送られてくる企画書は自己流で書いてあるものがほとんどですが、中にはプロの手が入ったとわかるものもあります。
だいたいは本人のキャリアに沿って作り込まれていますけれど、ごくたまに上記のようにテクニックのみで書いてくる場合もあるので編集者としては見極める力をもたなくてはならない。

ちなみにプロの手が入ったというのは、出版プロデューサーやコンサル、出版塾で指導を受けた企画書のことです。
これ自体はまったく問題ありません。(私もそうだしw)
もちろん、著者にしっかりしたコンテンツがあることが前提であることは言うまでもありません。

送付の際の言葉の選び方に思うこと

余談ですが、出版企画書を郵送してくる際に、「打ち合わせをお願いします」と書いてくる人がいますが、個人的にはこれにいつももやっとしています。

なぜ見ず知らずの人と打ち合わせしなくちゃいけないのよ、と思ってしまうんですよね。

打ち合わせというのは企画が決まってからするもので、決まっていないうちから打ち合わせしてくださいというのはどうよ? という感じなんですよ。

「企画に興味があれば、面談をご検討ください」的な感じであればいいんですけどね。

日時の指定までされている場合もあり、なぜそんなに強気なのか……謎です。

少々話が脱線しましたが、いずれにしても企画が採用されるまでには、様々な段階があるということです。

今日のBGM

「虹」OKAMOTO‛S



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