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ラーメン保管計画(株)

先日、長年通っていたラーメン屋が閉店していた。
店主が高齢のため、営業を続けられなくなったからである。
私はその店の、ニンニクが効いたベトコンラーメンが大好きだった。
しかし、店がなくなり、食べる機会を永遠に失ってしまった。

いくら人気店であろうが、後継者のいない店は次々と消えていく。
激辛で人気の「蒙古タンメン中本」も本来は世の中から消えるはずだった。
https://news.mynavi.jp/article/20160108-nakamoto/

そこで思いついたのが、個人で経営しているラーメンのレシピを保管する「ラーメン保管計画」である。
計画内容は至ってシンプルである。

  1. 店を畳むラーメン屋がレシピをサイト上で販売する

  2. レシピを買った店から収益が入る(サブスク形式)

人気店であれば、店を潰してもファンは残る。
この計画に参加すれば

  1. レシピを買って新規にオープンする人は、初めから固定客が手に入る

  2. 店を畳んだオーナーには定期収入が入る(国民年金の補助になる)

まさにウィンウィンの関係である。
サイトで店名を検索すると、引き継ぎ先が出てくるようにすれば、使い勝手も良いだろう。
そして、競合する店が潰し合わないように、同じレシピを買った店は一定距離を離すなどの工夫が必要だろう。

そうなると「ラーメン保管計画(株)」の仕事は、良質な個人店を探すことが目的となる。
そのためには優秀なラーメン営業が必要となるのだが、日本には有象無象のラーメンマニアが存在する。
彼らに情報収集を依頼するのだ。
もちろん名前の知れた精鋭を集める必要がある。

私が一つ考えたのは、SNSのフォロワー数でトップ12人を「ラーメンズ12」として任命する方法だ。
新しくメンバーを入れ替える際は、最下位のメンバーが「スープの味利き」勝負を行う。
負ければ入れ替えだ。
これをネットで公開すれば、サイトを利用する側からの信用度が上がる。
エンタメとしても見る価値はあると思う。

ラーメンという食文化の存続につながるシステムになると思うが、どうだろうか。

/*2022.05.24 追記*/
料理全般モジュール化するという発想だが、材料の調達は国外展開する上でハードルとなっていく。
ただ、日本の技術力が衰退した中で他国と競争できるのは料理サブカルチャーだけだと思っている。

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