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匂いのする名刺

会社に名刺アプリが導入された。
Sansanというアプリで、名刺をスキャンすると自動的にデータ化した物をクラウドへアップロードしてくれる。
とても便利なのだが、導入することで紙の名刺の意味が薄れてしまった。
社員の1人が名刺交換をすれば、クラウド上で名前と会社名を共有できるので、貰った名刺を保管する意味がないのだ。
そもそも、アプリ上でデータ交換できれば、紙自体不要なのである。

紙であることに付加価値を見出せないだろうか。
自分が思いついたのは匂い付きの名刺である。

フランスでは、紙のお香というのがあるらしい。
これを流用できれば、面白い名刺が作れると考えた。
どうせシュレッターで処分するなら、お香として使えた方が価値がある。
「この人はこういう匂いが好きなんだ」
と後から話のネタになるかも知れない。
焚くまで匂いが分からなければ、貰った方も楽しむことができる。
「名刺を燃すなんて!」とマナー講師に怒られそうだが、こういう遊び心は許されないだろうか。
日本は香道という文化もあるわけだし、仕事に趣味性を出してみても良いと思う。

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