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観たもの、聴いたもの、読んだもの(2024.07)


01.活字本

01.八月の銀の雪(再読)

表題作が好きなので再読。
就活浪人の主人公とコンビニで働くベトナム人の話。
忘れられない短編の1つ。
この作品は科学×人間の組み合わせが上手い。
科学や生物の魅力をロマンを込めて語ってくれるので、頭に入りやすい。
そして、社会問題もテーマに織り込んであるので、話に深みもある。
勉強にもなって、感動もあって、短編でタイパも良い。
今の時代にあっていると思う。

02.ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師

セールで購入し、20年ぶりに再読。
不思議なアイスクリームを作る怪人と死神の話。
ブギーポップシリーズは10年近く追っていたが、完結が見えないため断念。
この話は、シリーズの中でも好きな話だったので購入した。
面白いのだが、頭の中であらすじを思い出せない不思議な話。
そういう意味では、タイトルとテーマに合っている。

02.マンガ

01.七夕の国

Netflixでドラマ化したため、アプリで3巻まで無料化されていた。
(全4巻)
超能力を使える主人公がルーツに迫る話。
序盤が戦国時代で始まるところは、昔のSFを思い出してワクワクした。
『寄生獣』と比較すると、戦闘シーンが少ないのでテンポは悪い。
色々と丁寧に描きすぎている気がする。
まだ4巻を読んでいないので、マンガ喫茶で読もうと思う。

02.ふたつのスピカ

Kindleで安くなっていたので大人買い。
紙版は絶版になっていた。
宇宙産業に力を入れようとしている現在、この作品が読めないのは大きな損失だと思う。
宇宙訓練のシーンもキチンと取材がされており、勉強になる場面は多い。
アニメ、ドラマ化もされた宇宙学校モノの傑作なので知らない人は読んでほしい。
また柳沼行先生の新作を読みたい。

03.しかのこのこのここしたんたん

OPが話題なのでマガポケで原作を読んでみた。
シュール系ギャグで、ツボが自分には合わなかった。
笑うポイントがちょっとわからない。
ボーボボと比較されることがあるが、こちらの方はハジケぷりが足りない。
ただ、常人が努力で異才へ到達しようとしている感じは好き。

04.雷雷雷

『怪獣8号』のインスパイア系マンガ。
スーツのデザインなど類似要素もあるが、読み進めていく内にハマった。
キャラの掛け合いやテンポの良さはこちらの方が上手い。
全体的に絵が可愛く、どことなく『ドロヘドロ』の影響を感じる。
同じ料理でも料理人が異なるだけで、違った味になることを実感した。
話が進む毎にキャラの魅力が上がっている。

05.偏愛カフェ

アプリで全話無料だったので、読んでみた。
様々なフェチズムが集まる喫茶店の話。
人間の業の深さを知ることができた。
初回から生理血嗜好メノフィリア)という嗜好を取り扱っており、気分が悪くなった。
作者は序盤から攻め過ぎだと思う。
ちょっと気持ち悪い話が読みたい人にはオススメ。

06.ムーンリバーを渡って

ジャンプラで『キョンシーX』を連載していた作者の新連載。
サンデーに移籍していたとは思わなかった。
月が舞台のディストピア系。
設定は面白いのだが、どことなく古臭い印象を受ける。
(多分キャラの掛け合いや台詞回し)
角川映画だと映えそうな印象。

07.富めるひと

横谷加奈子先生の新作。
この人の作品は文学。
単行本が出たら絶対に買う。
どこに進むかわからない話の不安さと喪失感。
ちょっとした希望の見せ方が上手い。
自分も年を取ったせいか、こういう静かな話が好きになってきた。

08.三日月のドラゴン

アプリでランキング上位だったので読んでみた。
久しぶりに清々しい格闘漫画を読んだ。
主人公が炭治郎なみに良い奴だし、師匠達がいい人過ぎる。
王道というのは、やっぱり心に響く。
心が弱ったときに読みたい漫画。

09.はっちぽっちぱんち

純粋に顔面を殴りたい欲でボクシングを始める女子高生。
葛藤は少なく、ひたすら相手を殴りたいのが良い。
(ガラスの仮面の北島マヤに近い没頭型)
観ているこちらとしては、対戦相手に感情移入してしまうのが面白い。
このまま迷うことなく、狂気の道を突き進んで欲しい。

10.絶頂パワハラプロ野球

下ネタと話のバランスが上手い。
この人の短編に外れはないので、早く短編集を出して欲しい。

11.だれでも抱けるキミが好き

オタクに優しいギャル×セフレという欲望マシマシセット。
ヒロインは貞操観念が崩壊しているが、基本要素はラブコメなので漫画として楽しめる。
ただ、エロ漫画並に性描写が多いので電子書籍で読むのがオススメ。
正直1巻が読んでいて一番ドキドキした。

03.アニメ

01.負けヒロインが多すぎる

舞台が愛知の豊橋ということで視聴。
愛知は町興しでアニメを利用しようとしているが、上手く行っていない。
特に『五等分の花嫁』というビックタイトルを活かせなかったのは残念だと思う。
今回の作品は、ガガガ文庫の最終兵器と呼ばれるラノベ原作に加え、豊橋市が地元の作者、豊橋市役所、A-1 Picturesという布陣で臨んでいる。
つまり、人を集めるという目的で作られたわけではないので、期待して良いと思う。

最新話(3話)まで視聴した。
ハケンを狙えるアニメだと思う。
テンポが良いし、キャラの見せ方が上手い。
ヒロインがヤマサのちくわを食べる〆は露骨だったけど、観光アピールも悪くない。

02.無職転生 シーズン2

引き続き視聴。
パウロが死亡し、ロキシーが第二夫人に。
異世界モノとはいえ、シルフィが妊娠中に新しい妻を娶るとは思わなかった。
良い話のようにまとめているが、賛否が分かれるのにも納得。
感動よりも違和感が付きまとうラストだった。
家族は全員合流できたし、この後の展開はどうなるのだろうか。

03.推しの子 シーズン2

演劇編スタート。
ジャンプで連載していた『アクタージュ』を思い出させる内容で胸が熱くなった。
原作を無視した脚本問題は『セクシー田中さん』でも話題に上がっていたのでタイムリー。
なぜ原作と異なる作品になるのか、構造的な問題が分かりやすく説明されている。
アビ子と師匠の言い合いは原作でも好きなシーンだったので満足。
アビ子先生『ルックバック』の京本に似てるし、動くと可愛さが倍増している。

04.映画

01.ルックバック

原作を忠実に映画化していた。
あまりもイメージ通りだったので驚いた。
解釈違いといえば雨の中で踊るシーンくらい。
(もっと荘厳なBGMがかかってほしかった)
タツキ先生の絵をアニメーションに落とし込む技術が素晴らしい。
この監督の描く『チェンソーマン』も観てみたい。

02.スキャナーズ

アマプラで視聴。
超能力者同士のサイキックバトル。
後の作品に影響を与えた映画らしいが、正直言って地味な内容だった。
サイキックと言っても、派手なエフェクトが出ないので昨今のマーベル作品に慣れた人にはオススメしない。
個人的には『ザ・ボーイズ』に通じる設定があったのは面白いと感じた。

03.ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男

ヒトラーを相手に戦った男の話。
フランスが緒戦で陥落し、イギリスも侵略間近というタイミング。
英仏軍はダンケルクに追い詰められて大ピンチ。
歴史のifを考えると、ナチスがヨーロッパを支配する未来もあったのだと、改めて理解した。
この映画に派手な展開はないが、徹底抗戦を決断するまでのチャーチルの描写が良かった。
心の中ではナチスに屈したくないが、国民を守る現実の手としては和平交渉がベストという状況。
自分だったら、どうするかという苦悩感がスゴかった。
そして、チャーチルを演じているのがゲイリー・オールドマンというのはエンドロールまで気づかなった。

05.ドラマ

01.ザ・ボーイズ シーズン4

帰ってきたボーイズ。
Aトレインがひたすら格好良く、戦闘シーンがアツかった。
とりあえず、ホームランダーを映しておけば面白いので、登場時間を増やして欲しい。
母乳を飲みながら味を当てる母乳ソムリエは笑った。
それにしても、終盤の〆方が唐突で雑だった。
このドラマは部分的に面白い展開が多いのだが、作品としては微妙。

02.アンナチュラル

同僚に勧められて4話まで視聴。
EDテーマは米津玄師の『Lemon』
不自然死を解明する研究機関が舞台。
謎に対して話が二転三転するのが面白い。
日本のドラマは10年近く観ていなかったが、リアルタイムで観なかったことに公開。
VIVANT』『鎌倉殿の13人』とかスルーしていた話題作も見返さなければ。

06.音楽

01.気になるあの娘

ジョブローテーションの新人のアルバムに入っていた1曲。
バンド名は知っていたけど、10年以上前のアーティストであることを知って驚愕。
自分の中で音楽のアンテナが完全に死んでいる。
歌詞が独特で『アジアの純真』を思い出す。

02.ちゅ、多様性。

ジョブローテーションの新人のアルバムに入っていた1曲。
『チェンソーマン』のED曲。
アニメの出来がイマイチだったせいか、EDはしっかり聴いていなかった。
ゲロチューをGet on chu!に置き換えるのは上手いと思った。(今更)
あのちゃん、意外とクセになる声してる。

07.フィギュア

01.STEINS GATE 牧瀬紅莉栖 運命探知の魔眼

ちょっと気になったフィギュア。
シュタゲは10年以上前にPSPでプレイしてハマった作品。
フィギュアは今まで買ったことがないが、出来が良いので迷っている。
ブラウン管のモニターやPCにエイジング加工がされており、クオリティの高さは折り紙付き。
ケーブルもワイヤーが入っているので動かすことが可能。
ただし、値段が鬼のように高い。

購入したらLED付きの高級ケースで保管したいと考えている。
STAGE360は回転機構も付いている。

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