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ChatGPTが作る未来

AIを使ったChatGPTが最近話題だ。
イラスト自動生成から始まり、今度は自動検索と2023年になってからAIの話題が尽きない。
自分なりに今後の未来を想像してみた。
まず、各自のスマフォに搭載されるのは確実だろう。
Siriは現在のAIもどきから進化して、頼れる相棒になるはずだ。
すいません、よくわかりません」を聞く機会も減ると思う。

そして、今以上に個人情報を吸い上げる存在になると思う。
なぜなら小さな疑問や悩みなどを、AIに相談する事が日常化するからだ。
人間のように話を聞いてくれるのであれば、自分語りが入る人間よりも相談相手としては適任だろう。
AIも相談相手を学習するうちに望む回答を出すようになり、依存度は高まっていく。
専属の執事が24時間隣にいるようなものだ。
そうなれば、AIネイティブ世代は、親や友人、恋人以上にAIを信頼するだろう。
メンタルの外部ストレージ化だ。

AIの話題で思い出したのが、以前レビューした『宗教的プログラムの構造と解釈』だ。
2年前に公開されて話題になった作品だが、この作品は確度の高い未来を描いている。
人格を持ったAIはChatGPTの登場で現実味を帯びてきた。
一般人でも目に見える形で利用できるのだがら、否定しようがない。
作品内では「無神論者ための神様キャラ」ということで、ギャグっぽく締めていたが、個人が判断を委ねる存在となれば、神と言っても過言では無いだろう。
キリスト教が盛んなヨーロッパ圏では、人間以外のものに人格を持たせることに否定的らしいが、アジア圏では『鉄腕アトム』『ドラえもん』などを受け入れてきた歴史がある。
そういった下地があるため、個人がAIに依存して生きていくこともスムーズに受け止められると思う。
ドラえもんとのび太の関係だ。
さらに、AI同士が裏で繋がっていれば、個人間の衝突を防ぐように工作してくれるかもしれない。
(個人間の悩みは、人間の知らぬところで共有されている状態)
つまり、人間関係が滑らかに動くように、AIが目に見えぬ形で微調整を行うのだ。
自分たちが作ったテクノロジーによって、知らぬ間に調整されているのは星新一のSF感があるが、過ごしやすい日常が送れるのならば問題はないと思う。

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