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中小企業と高学歴のマッチング

自分の勤めている会社は従業員数が200人以下の中小企業である。
大卒と高卒の割合は半々で、稀に有名大学出身者が中途で入社してくる。
しかし、大抵は「〇〇大なのに使えない」という評判が付き、数年で退職している。
高学歴は勉強しかやって来なかったから、臨機応変に対応できない。
社内にはそういった空気が流れている。

そもそも「高学歴なのに、あえて中小企業に来る」というのはどういう人材なのだろうか。

1.就活に失敗して、希望を落として就職した
2.大企業を辞めて転職した
3.家族の都合で転職した

3.家族の都合以外は、能力不足で転職したパターンが多いと思う。
ということは、その時点でハイスペックは望めない。
もし、高学歴で大企業に入った有能社員であれば、キャリアを積んで社内で出世していく。若しくは数年で独立する。
あえて小さい会社に移籍する理由はない。
つまり、使える高学歴と中小企業がマッチングする可能性はゼロに等しい。
市場に人材が出てこないからだ。
ベンチャー企業のように小規模精鋭であれば別だが、ある程度の中小企業にはそれなりの人材しか集まらないようにできている。
この考えに至ってから、高学歴の人材が入社しても過度に期待しなくなった。
結局、組織というのは同じレベルの人間が集まるようにできているのだ。


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