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書籍レビュー

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本を読んで学んだ知識や、普段思ったことをまとめます。
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2021年8月の記事一覧

劉慈欣くんさぁ…

『三体Ⅲ 死神永生』を読了したので、思ったことを綴りたいと思う。 ※ネタバレ注意。 内容としては、深い考察はハードルが高過ぎるので 「劉慈欣くん、趣味ダダ漏れしてるよね」というツッコミ中心で書いていく。 ちなみに第一部の『三体Ⅰ』は1年以上前に読んだので、割愛する。 まずは『三体Ⅱ 黒暗森林』から 1.羅輯のギャルゲーパート人類のリソースを自由に使えるようになった第2部の主人公。 何を始めるかと思ったら、いきなり「俺の想像する理想の嫁を見つけてくれ」と無茶振りを言い出す。

最も恐ろしい犯人像

最も恐ろしい犯人像とはなんだろうか? 自分なりに考えてみた。 多分、最も恐ろしいのは「動機が見つからない」ことだと思う。 「ムシャクシャしてやった」といった動機は、無差別殺人等で耳にするが、犯人のバックボーンを調べていけば納得できることが多い。 (不幸な家庭環境や、学生時代のイジメなど) こういった犯人はメディアが適当に理由を探してくれるので、ニュースを見ている側も「そういうことか」と腑に落ちる。 しかし、犯人が 学生時代から優等生でリーダーシップもあり、スポーツマンでイケ

百人目のコギャル

『百番目のサル』という話がある。 ①ある日、イモを洗うサルが現れる。 ②それを真似するサルが現れる。 ③芋を洗うサルが100匹目になると、遠く離れた場所でも芋を洗うサルが現れる。 これは架空の物語なのだが、未だに信じている人も多い。 『刃牙』でもニトログリセリンが一斉に結晶化を始めた、という逸話があったが、それと同じ都市伝説である。 上記のサルの話は、 ①ある日、イモを洗うサルが現れる。 ②それを真似するサルが現れる。 ここまではホントの話なので、信じてしまう人がいるの