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HollowKnight-考察-王国年表

ホロウナイト作中では意図的に「~年」とか「~年前に」といった表記や表現を避けてテキストが綴られています。そのため出来事の時間的な前後関係などについては想像で補うしかなく、油断するとかなり矛盾してきます。

というわけで世界観や物語への理解を深める一助にと思いハロウネスト王国年表(年の表記ないので、もどきだけど)を作成してみました。史実の順序は作中テキストからの推測とイベント前後の辻褄を考えて組んでいます。

ハロウネスト王国年表(PNG版)

ある程度は解釈違いということで御笑納頂ければ幸いですが、これとこれ順番が逆じゃない?とか重要イベント記載漏れや!とかのコメントは大歓迎。

ラディアンスと王がどの時期にも出番があるので、これらを軸にしました。

●ホーネットの誕生時期

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特にホロウナイトの誕生なのかなのか物凄く悩みました。体格差から受ける印象と相まって兄妹(だとエモいよね)と描くファンアートめっちゃあるんですけど、姉弟という可能性も特に否定されていません。

ヘラーの「取引」で誕生した経緯を踏まえて、取引内容から推測するならば支払われた対価の使い道がホロウナイトを生み出す試行錯誤&封印のための人柱と推測されます。よって汚染拡大後の誕生なのは間違いないですが取引後どれくらいで生まれたのかは謎なので、この年表ではホロウナイトと同時期に誕生したことにして前後どちらが先かをぼかしてしまいました。

ただ、こうすると彼女についての碑文や記録が一切なくて作中で与えられる情報が白いレディ・ヴェスパや助産師といったムシ達の証言しかないことに説明が付くかなと。婚外子だろうと王の血縁者なんですから多少は記録が残っていてもいいのに、ホーネットに関するものは一切ないんですよね。

●レム 放浪者の日記(5個目)
その凋落がはじまったころ、この都は石板をやめて、クモの糸で作った紙を用いるようになったのだ。しかし悲劇的なことに、こうした塔の湿気によってほとんどの紙は判読不可能になってしまった。

ホーネットは「紙」が記録媒体として普及してきたあとに誕生したので、わずかに残った記録も経年劣化で全部失われたと考えると辻褄があうかなと。



●王国のインフラ整備

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王国の発展には交通路の整備が必須なのでスタグの道とトラムはかなり初期からと思ったんですが、2種どちらが先かについては少々謎。老いたスタグの台詞からは「仕事を取られる」ような印象があることとトラムの方が高いコストと技術を要求されそうなので、スタグの道が先に整備されたことに。

●老いたスタグ トラムの乗車券を所持時
まさかあんなグロテスクなカラクリを利用しようなんて考えているわけじゃあるまいな?機械の分際でワシらスタグの仕事をしようなど…まったくバカげとる! 冗談じゃないわい!

首都である涙の都は雨が降り続ける立地ですから排水が至上命題。王家の水路は早々に整備、順次拡張と再整備が繰り返されたものと解釈しています。

愚者の闘技場は娯楽施設なので施設建設は後期のものってことにしました。


●王国への併合時期

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緑の道・ハイブが最初の併合先で胞子の森を次にしたのは単純に距離が近い順番にしました。カマキリ族とは「協定」だったので後期の出来事に。

緑の道(の一部)を改造して整備された女王の庭。汚染拡大に伴う混乱や対策で国中が大変な時期に自分用の庭園を造るようなクソ為政者ムーブはせんよな、というわけで領土拡大が終わってインフラ整備も終わったあたりに。カマキリ族が造反する頃には整備が終わってないとならないわけですし……

白い宮殿が都になくて古代の穴にあるのは別途考察が必要そうですね。王国以前の灯台とかな~んもないアビスがどんな場所だったのかも興味深い。


●神を求む者&グリム巡業団

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DLC追加キャラということもあって本筋とは無関係でも成立するよう設定されているものと思われます。わりと古代から存在してたほうが面白いというだけの理由で先史時代からいたことにしました。初代グリム誕生時期を先史文明時代に設定したのもヘッドカノンみたいなもんですね(過去記事)。



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