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心もちと身体性/日々の写真/#13

東豪です。東洋医学では、「心身一如(しんしんいちにょ)」という考え方が、根本に据えられている。

心身一如とは、心と体は一つであり、心もちは体に、身体性は心に影響するという考え方である。


鍼灸と漢方

東洋医学では、鍼灸によって、体を調えることで、気持ちが軽くなり、心が爽やかになることは、きっと、感じたことがあるかと思います。


漢方では、胃腸から薬の成分を吸収し、血液循環を介して体を調えることで、やはり、鍼灸と同様、体から心もちが良くなります。


世の常と安寧と。

歴史の勉強を始めてからわかったことは、これまで、貴賎を問わず、人々の心に平安が広がる時代は無かったことです。いつも、何かで争い、何かと競っていますね。


ある意味では、それが世の常なのかも知れません。愛や自由、そして平和が重要だと叫ぶのは、それが世の中に無いからかも知れません。かつて、道徳の重要性を説いた孔子に対し、「道徳を説くと言うことは、まさに世の中に道徳が無いことを示している」と投げかけた、荘子を彷彿とさせる。


それが世の常だからこそ、ほんの一時かも知れない、人の優しさや愛情を感じるその瞬間が貴く、それを感じ合えることが、当たり前ではない貴重な時間だと思う。


その一時の安寧が、心と体を、癒やしてくれると、今は、心から信じている。



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