「動画マニュアルアプリ」を当たり前に
2024年3月下旬で3か月間のprotoout研修を終える予定
最後にこの3か月間を振り返ってみる
研修を受けた動機
小売業会社で勤務をしています。会社が外部研修のプロトタイピング専門スクールのprotooutの研修の案内が社内メールでありました。すでに3期生まで修了され4期生の募集でした。
デジタルとは無縁の生活を送る中、DXと言う言葉は流行りの言葉だけど「私には無関係だな」と考えていました。課題を解決してくれるかもしれないツールはなんとなく知っているけど、エンジニアの作った高額ツールを見て指をくわえて資料を眺めている状態でした。そんな中、研修の案内に同年代(といっても私よりずっと若い)勇者さまの卒業発表資料を発見しました。「勇気あるなぁ」「でも彼はもともと情シスにもいたし、やっぱり自分には無理だよな。年だし」と諦め半分資料を眺めていると
刺さる言葉が….
「自分でやってみる」
「自分で解決(やってみる視点)」と募集ポスターの中にありました。
自分が年を重ねるごとに苦手な事は人任せになる傾向にある事も危惧していた背景もあり、 よし!この際、「恥をかいてみよう」と決断いたしました。
研修スタート(BOOTフェーズ)
研修を受ける前の準備に
Teams
Github
X(Twiiter)
Qiita
note
アカウント登録を準備してください。と言う案内
何それ??
Xしか知らいない。それもほとんど使ってない。その準備も若い同僚同期生にほとんどお任せ。(何が自分でやってみるだよ)
BOOTフェーズ開始
デジタルに触れる授業。手引きされながらいろんなツールの体験を行います。(汗汗汗 の連続)
2週間に1回の授業。そのあと 2つの宿題。
初めてnoteに記事を書く。同時に習った事を自分で試し、Qiitaも初めて記事を書き投稿。それぞれその記事をX(Twiiter)にポストする。
うまく完成出来てなくても、発信力・表現力を身に着けよう。
先生方からのアドバイスに幾度となく救われる。
つたない記事だけど授業で「良いところ」「良くなるためのアドバイス」を必ず先生方よりいただけます。(愛あるアドバイス)
3回目宿題から受講生同志でレビューを行います。
4回の宿題を行い次のDEPLOYフェーズに導かれます。
BOOTフェーズでは「デジタルのツールを先生がすべて伝授します。」と言うものではありません。むしろプロトタイプ(試作品)を作る為の
「学び方」と「自分なりの課題形成」を導かれます。
(ポイントは周りの人の巻き込む事)
冒頭から先生から案内されているのは、「プログラミング教室ではないのです。プロトタイプを作成して身の回りの課題解決を体験する研修なのです」
DEPLOYフェーズ
いよいよBOOTフェーズで固めつつある課題解決の為のプロトタイプ作りとそれを実際に試すフェーズです。ここでは自分で動かなければ進んでいきません。先生方、チームメンバーの助けもあり成果発表に向けて準備を進めます。私の場合は、食品工場での課題を3つ取組み候補としていました。
3つの取組み候補
個々人作業の標準化・・・動画マニュアル作成とアプリ作成
チーム作業の標準化・・・作業フォーメーションの効率化
事務作業の効率化・・・エクセル定型作業の自動化
成果発表まで1か月。複数の取組みは出来ません。自分が試作品をイメージできる動画マニュアルとアプリ作り。これに取り組む事にしました。
初めからイメージ出来たわけではなく、先生方やチューター(先輩アドバイザー)からのアドバイスに加え、4回目の宿題の中に、「自分でテックコミュニティのイベントに参加しよう」と言うものがあり、そこでもヒントをもらえました。
最終的にはアプリはGoogleAppSheetを使い 動画編集でCanvaとアバターAIを活用しました。スクリプトなど一切活用することなくノーコードでのプロトタイプなので作成の苦労は、周りのアドバイスのおかげで少なかったですが、取り掛かるまでの迷いに時間ばかりかかってしまいました。
成果発表
取り組んだこと
自分たちで作成しスマホで短時間で学習できる環境
外国人実習生対応の翻訳マニュアル作成
結果 OJTを頻繁に行う仕組み作りにつなげ 属人化を防いでいく
今後について
1工場で動画マニュアルを作り続け、マニュアルの整備を進める。教える体制作りと進捗管理の環境も整える。成功事例を作り他工場に波及させたい。
研修を終えて
研修前にはnoteやQiitaなどの記事を書くなど思いもしなかったが他の人の記事が課題解決の考え方に参考となりました。特にnoteは継続して活用します。研修前までの自分と比べ視野が広がったと感じます。
この研修は、今まで受けた研修の中で最も能動的に動くことを求められるところが、最大の特徴です。また、protooutには人を育てようとする愛情が根底にあります。ぜひ未受講の方は体験すべきです。
プロトタイプ作成に向け考え方に参考となったnote記事
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