見出し画像

大吉原展に行ってきた

 藝大大学美術館の「大吉原展」に行ってきた。


館内は撮影禁止なので、公園の看板をお楽しみください

 まず圧倒されるのが展示数だ。絵巻物、浮世絵、屏風、掛け軸、資料… とにかく多い。大英博物館からの展示品もある。時代的にも江戸時代から近代まで幅広い。
 自分はこんなに浮世絵を見たのは初めてかもしれない。これだけ見ると「歌麿うまー」という単純な感想が出てくる。

 途中、異彩を放つというか、油絵「花魁」がある。高橋由一の作品だ。この流れで見ていくと、「モデルさん、そりゃ泣くかも」と自然に思えるぐらいに系統が違う。当時の洋画に対する感想てこんな感じかと追体験する。

 日本画や浮世絵の線の細さや色の重ね方、本当にどうやってんの?となる。うわお。
 すごくデフォルメ、簡略化されているのに、唇と歯は描かれているのが不思議だ。解説されている本が無いかな。遠近法の捉え方も謎なんだよなあ。

 私は「善玉悪玉」の絵に会えたことに喜び、家族は鏑木清方の絵が気に入ったらしい。

 とにかく多方面で見応えのある展覧会だった。

撮影可の「江戸風俗人形」
人形は辻村ジュサブロー作

 ショップで久しぶりに手ぬぐいを買う。

原画の藍が独特でした

  せっかくなので、藝大アートプラザにも寄り、活版印刷ガチャを回す。

錯視カード

 天気がいいので、上野公園散歩も気持ちよかった。

いろいろあるのも楽しい

 思ったよりボリュームがありすぎて疲れて、美術展ハシゴはできなかった。体力が欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?