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長谷川町子美術館・記念館に行ってきた

 軽い気持ちで行った長谷川町子美術館・記念館がとても良かったという話。

・長谷川町子美術館

まずは美術館で、両館共通チケットを購入。

いじわるばあさん

 美術館は、長谷川町子収集の美術品が展示されている。
 藤田嗣治にピカソの作品、マイセンの陶磁器とかもある。こういうのを収集されていたとは知らなかった。
 特別展示として、岸田劉生の麗子像3点、麗子のお嬢さんである画家夏子氏の絵画も展示されていた。初めて見た。画家だったんだ。

美術館のパンフレット

 美術館の設立経緯はパンフレットに描かれている。当然だけど、町子氏の漫画だ。長谷川町子のエッセイ漫画、すごく面白いんだよね。同行の友人が「永久保存だ」と言う。同意だ。

 あまりに「サザエさん」に慣れすぎて忘れていたが、この漫画内に出てくる購入した絵画の描写を見ると、絵が上手いことを改めて見せつけられる。
  実際、20歳頃の水彩画が展示されているけど、これめちゃくちゃ写実的で上手い。愛用画材もしっかりしていて、本当に絵を描いていた人だ。

・長谷川町子記念館

 道を渡って、向かいの記念館に行く。

大好きな「サザエさんうちあけ話」の表紙
写真撮影ポイントも教えてくれる

 こちらは、館内各所に著作本があって、自由に読める。

 企画展は「長谷川町子のデザイン」。

モダンで素敵

 著作物のカバーや広告、グッズなどのデザインも町子本人が手がけていた。色使いもきれいだし、何だかモダンですてきなのが、古いのからまとめて見れた。
 絵本原画もあって、やっぱり上手い。
 上手い上手いというのも失礼な話だが、いちいち上品でいいのだ。
 サザエさんのロゴとか、セリフの手書き文字にも言及している展示があって嬉しい。町子フォント、いいよね。

・ショップと喫茶

 チケットを買うともれなくもらえる喫茶の割引券がいいので、万人に見せたい。

同行の友人のには、カツオが描かれていた

 喫茶コーナーが、またいい感じに外の前庭が眺められる。
 喫茶とショップは、入場券がなくても入れるかな。

 喫茶は、注文後セルフで取りに行くのだが、呼び出しが番号とかではなく「では、カツオでお呼びいたします」とかなのが、もういたれりつくせり。

購入のポストカードと手ぬぐい

 グッズもいちいち素敵。食器がまたいいんですよ。お皿買えばと後悔している。


ショップの袋(有料) 買うだろ
(無料)裏にはこのコマの出典元の4コマがある

 細かいところまで行き届いた、「近所にあったら絶対に通う、雰囲気よくてこじんまりした美術館」だった。

 サザエさん通信(館報)も読み応えがあるので、ぜひ。表紙もかわいい。

紙ものが全ていい

 とにかく、かわいい! いい! かわいい! いい! を連発した美術館だった。おすすめすぎる。

・サザエさん通り

街をあげてサザエさんすぎる
駅前の定番
磯野家とフグ田家でまとまってる

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