アブラハム・イスラエル②One step at a time
二千年以上も読み継がれている史上最長のロングセラー、バイブル。
どんな内容なのか興味ありませんか?英語で一節づつ紹介しています。
貴方なりの解釈で読み解いてください。
①よりの続きです。
還暦もゆうに過ぎているアブラムとサライの間には子宝が恵まれず、しかし彼の子孫は星の数ほどふえるという天からのお告げ。。アブラム・サライの葛藤はさらに続きます。
そこで、サライの提案でサライの召使であるヘイガーに代わりにアブラムの子を産んでもらおうということになります。予想通りヘイガーは妊娠するのですが、ここは女心。。。サライとヘイガーの関係は悪化しヘイガーはいたたまれなく飛び出してしまいます。身重の身でありながらも、さまよい続けたヘイガーは泉のほとりでたたずんでいると、天使があらわれます。
そしてこのようなお告げがありました。
“You are now pregnant and you will give birth to a son.
You shall name him Ishmael, for the Lord has heard of your misery.
He will be a wild donkey of a man; his hand will be against everyone and everyone’s hand against him, and he will live in hostility toward all his brothers.” Genesis 16:11-12
うーん、ちょっと悲しいお告げですね。このお告げにはいくつかの意味が込められています。
Wild Donkeyというのは群をなしていない、孤立したDonkeyということですよね。
そして、he will live in hostility toward all his brothers. 彼の兄弟たちと常に戦う、ということは彼には兄弟ができるということ?そしてその兄弟たちと戦い続ける寂しい運命であることをほのめかしているようですね。
この悲しい運命はそもそも、神様から告げられた「星の数ほど子孫が増える、アブラム・サライの間に生まれた子孫から」という約束を待ちきれずに、しびれをきらしたサライの提案にのってしまったアブラム・サライに対しての戒めという意味合いも含まれているようです。
これは現代でもよくある話ですよね、あとほんの少しの我慢ができずに目の前の安直な方法にすがりつく、これは人間の心理ですよね、これを戒めるかのように教えてくれている節なのかなと理解しています。
Be still before the Lord
and wait patiently for him;
do not fret when people succeed in their ways,
when they carry out their wicked schemes. Psalm 37:7 NIV
2千年たってもこの言葉は響きますね。
③へ続く
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