養成課程の入試に向けた取り組み~研究計画書の作成

研究テーマを考える

一応は修士課程なので,修士論文を書く必要があります。

研究テーマは自由に決めて良いのですが,
これは結構難しいことです。

なぜ難しいか?それは次のような理由が挙げられます。
※だいぶ想像で書いてます。

①指導教授の研究領域を知る必要がある。
自分のやりたいことに詳しい教授がいない場合,
指導してもらうのが難しくなります。

②実現できる研究テーマを設定する必要がある。
普通の院生だったら24時間365日研究のことだけで良いかもしれませんが,
中小企業診断士の資格取得に重点が置かれている関係上,
研究ばっかりというわけにもいかなくなります。

例えば「実際に企業へ赴いて経営者や従業員にインタビューします」
といったようなことは時間が掛かるため難しい部類に入ると思います。

…といったことがあって,研究テーマの設定には一苦労しました。

で,どうしたかというと,自分の好きな分野を挙げてみました。
具体的には,「会計,情報技術,経済学,心理学」あたり。

どうせ研究するなら,
・公表されている資料の分析だけでなんとかなりそうな領域
・自分だけの仮定をおいて展開できる領域
・(上記の中で相対的に)理論の背景を理解している領域
に該当するのが良いなぁなんて思いました。

ということで。
「会計」を軸にして「情報技術」を組み合わせることにしました。

で,ここからは伏せますが,いくつかの会計基準を読んでみて,
「これおかしくない?なんでこうなの?」
と疑問に思った部分に焦点を当て,研究テーマを設定しました。

一度骨組みを作り上げて内容を書いていき,
「実現するのが難しいなぁ」と思ってまた書き直し,
「これでも多分だめだろうなぁ」と思ってまた書き直し……
そしてようやく研究計画書が完成しました。

指導教授との面談

2019年10月の第三土曜日のこと。

入試を受ける前に希望する指導教授とお話する機会をいただきました。
※コネとかそういうのではなく,募集がありました。

いま考えている研究テーマとやりたいことについて説明。
その内容に対する回答は,
・知っている限りでは,公表されているデータがないので研究が難しい。
・そもそも先行研究がないと思う。
とのこと。

振出しに戻りそうな程のダメ出しのコメントをいただきました。

『やっぱりそうかぁ』と思いつつ,
「先生のゼミ生の研究テーマをご教示いただけますか?」と質問。

これに対する回答は大きなヒントになりました。

つまり,「その類のテーマならこの教授は受け入れてくれるらしい。」
ということがわかったわけです。
※このうち一つは先行研究がないテーマでした。

研究計画書を修正するのは間違いないのですが,
ある程度の方向性が見えてきました。

研究計画書の修正

ということで研究計画書を修正したいのですが,
実はこの日の翌日は2次試験当日でした。

一応申し込んでいたので(というかこっそり勉強していたので),
さすがに帰ってからは2次試験の勉強をしました。

このように準備に手間が掛かっていることもあり,
勉強に割ける時間はかなり限られてしまいます。

2次試験に本気で挑戦している方々に勝てるわけがないですねʕ•ᴥ•ʔ

…と余談でしたが,その翌週に研究計画書を修正しました。

新たな骨組みとしては,
・どのような問題が起こっているか。
・それを研究することによってどのような効果があるか。
・どのように実現するか。
・どこまで実現するか。
という点について改めて整理し,無理のない計画を立てました。

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