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【改訂版】THE TIME, の2023年10月ブラッシュアップを考察する

どうも、日頃はXで書いているテレビに関する自由研究をnoteにまとめてみたいと思います。

(2023年10月16日追記)
アジア大会特別期間も終わり通常進行のコーナーも出揃いましたので追記していきたいと思います。それに伴い記事のタイトルや今まで「リニューアル」と表記していた部分はすべて「ブラッシュアップ」に変更させていただきました笑

ちなみに上記の記事も併せて呼んでいただけるとより下の記事の理解が深まるかなと思います。


まず結論

「スピード感をアップさせて情報量で攻めていくスタイルに舵を切った攻めの姿勢かつ初年度に本当にやりたかったことを実現するブラッシュアップ」「列島中継は決して番組のメインコーナーから引き摺り下ろされたわけではないこと」だと思います。以下、廃止されたコーナーとその後継がどうなっているかで理由を述べていきます。

過去の例で言うとプラス1→NEWSリアルタイムにリニューアルした日テレみたいな方向への舵取りが見えます。※イメージカラーが両方青色と言うのも偶然か。

廃止されたコーナーと新コーナーの比較と意図を考える

ここからは、廃止されたコーナーをまず振り返っていきましょう。

6時台及び7時台冒頭「ニッポンの空が見えるリアルタイム中継(天カメ)」→天気概況から全国キャスター中継へのブラッシュアップ

一番大きいリニューアルだと思います。番組開始時から「ニッポンの空が見える」と題して他局との一番差別化を図る要素だった。全国からの天カメ中継でしたが、このブラッシュアップで廃止となってしまいました。
代わりとして入ったのが「増田さんの長めの天気概況」と「キャスター中継」の2本立てになりました。

天カメ中継は流石に省エネすぎて効果があまり見えないコーナーになっていたので仕方ないことなのかなと思いましたし、ブラッシュアップ前は「時報→天カメ→しのりな→地方局→増田さん」とかなり窮屈でこれで5分ほど消費をしていました。そうすると他局はもう全国ニュースが終わってエンタメや他の企画に移っている時間帯になってしまっているんですよね。そのためタイムではその後「ローカル枠→スポーツ→TIME, TODAY(ニュース)」という他局に先駆けてスポーツを放送してスポーツとニュースが逆になっているというある意味チグハグな構成になっていました。

それを天カメ中継をなくすことによって少しでも窮屈さをなくすという方向でのブラッシュアップに繋がったのかなと思いました。

6時台のタイムテーブルの大幅ブラッシュアップによるコーナー主体の進行からフォーマット形式による進行へ

先ほどの続きではありますが、6時台が一番大きいブラッシュアップかなと思っています。

初年度の出だし半年ほどはゴリゴリにコーナーを詰め込み確定時間を増やす方向でテンポを出そうとしたのが窮屈感になり失速。その後2年目はどちらかというとコーナーの尺を余裕を持ってとって、緩やかな進行に落ち着けるという形になっていました。今回のブラッシュアップはTIME, TODAYからさらに進行のテンポをあげて情報量を増やすという方向へ舵を切ったなと思いました。

6時57分〜7時までは内包番組的な感じでとにかく1項目を短くテンポよくというブラッシュアップの方向が見えました。キャスターの原稿読みもかなり増えてますね。

で、6時冒頭のローカル枠が30分定時に関東ローカルの天気概況、交通情報と共に移動したという形になります。

CBCは月曜日6時半のみ夕方のローカルニュースで放送されているマヂカルラブリーの学校訪問企画のダイジェストを放送する形になりました。それ以外の日は通常通りローカルニュースと天気です。これプロ野球シーズンになったらどうするんだろうなぁ・・・。予想は6時半からドラゴンズ特集で50分からローカルニュースになるかな。(今の立浪竜に需要あるかは別として)

バズったワードランキング→関心度プラス

これに関しては7時代前半の構成の無理がなくなる形になるかなと思います。正直7時半を境に結構視聴者層が変わると思っているので、あまりこれが2分とか3分とかずれるのはどうなん?と思っていたので、その窮屈さをなくすためにコーナー主体というわけではなくファジーにできるようになったのはいい傾向だと思います。

その代わり曜日レギュラーに関しては関心度ランキングの中でも比較的明るい話題の時は話を振られるのかなという形になったので、少し曜日レギュラーの負担が増えそうと思います。(スタジオに居続けないといけない。)そうするとまつりちゃんのラヴィット!出演とかが少し厳しくなったり、金曜準レギュラーのあの方はどのように絡んでいくのかなという疑問が少し生まれますが上手いことやってくれるでしょう。

今まで水曜日7時40分ごろにあったニュース色の高い特集企画はこちらに移った形になり、少しシマエナガコントとの接続が悪い日が出てしまうのが少し残念な点だと思います。

7時台後半の曜日企画→THE TIME,マーケティング部

曜日コーナーは月曜日のスポーツまとめ、金曜日の1週間まとめ以外の終了は事前告知されていました。ブラッシュアップ当初はアジア大会の期間中のためその特集に時間が当てられていました。

おそらくですがコーナー名なしの企画特集のコーナーや曜日レギュラーのレポート企画に当てられるのかなと思っています。多分曜日レギュラーの関東ローカルでのレポート企画はこれの事前実験だと思っています。(ローカル枠で放送するのはどうなのよというのは置いておいて)

アジア大会終了後、レポート企画がすべて「TIME,マーケティング部」(部長・安住)という形で長尺の特集コーナーへ変更になったことが明らかになりました。新レギュラーにテレビ山口でレポート担当していた原千晶アナとTikTokのインフルエンサーとして活躍している重松文さんの2名が加入しました。

7時半以降は完全に通勤通学のサラリーマンや学生を送り出した主婦向けの特集という感じがしました。大切なニュースや速報ニュースは安住・杉山・宇賀神・江藤の4アナが中心となって伝えるということを軸に、企業の宣伝特集などを行う関係上4アナをレポートに投入することは難しいため、増加した予算でフリーの原アナと重松さんを加入させ、2人で補えない分は比較的若手の吉村アナや御手洗アナ、南後アナに任せていくという形になっていくのだと思います。
(宇賀神アナはブラッシュアップ前まではこの手の特集の取材もやっていたがおそらくこのブラッシュアップで江藤アナの代打MC枠に入るなど扱いの格が1段階上がっている)
このコーナーなら、いずれ曜日レギュラー陣もレポートできるだろうしいいコーナーだと思います。

ただ、この手の企画はネットではよく問題視されるので・・・このコーナーの存在が発覚してから割とネットで番組に対する否定意見が目立つようになってきました。

個人的にはそもそも論テレビ番組はスポンサー様のためにあるので、こういう広報コーナーが増えてきたのはある意味喜ばしいことで、企業が「この番組には宣伝効果があるぞ」と認めてくれた証拠でもあります。TIME,は列島中継部分に結構な予算が投入されていると思いますし、列島中継という目玉コーナーの後にマーケティング部という構成は列島中継が決しておざなりにされているコーナーではないという証明です。視聴者を中継企画で惹きつけて、その後にスポンサーの広告を見てもらうという構成はその前のコーナーに引きがないとできない技です。つまり何度でも言います。列島中継は決して番組のメインコーナーから引き摺り下ろされたわけではない!!それは断言しておきます。

今後の展望

コーナーの精選はおそらく終わって、数字も上向きになってくる中ブラッシュアップを決行したTHE TIME,ですが、この早いテンポ感に視聴者がついていけるかが少し不安になりました。

このブラッシュアップができた背景はおそらくZIP!の3時間化でしょう。ZIP!が3時間化してどうしても落ちてしまった情報密度に目をつけて情報量の洪水でそれこそ「タイムライン方式」攻めようという姿勢はいいと思います。ただ、今までついていた視聴者を若干置いてきぼりにしていないかという不安は残ります。私はこの番組のファンとして見届けていきたいとは思っていますが、そろそろ結果が求められる3年目です。私もいい発信をしていきたいと思います。

追記 TIME,SNS班へ「X(旧Twitter)の視聴者の声はどこまで拾うべきなのか」

結論「9割9分9厘引き」で拾うべきだと思います。1厘だけ参考になります。

正直、Xのテレビマニアは私含めて「ぼくのかんがえたさいきょうのテレビ」を押し付ける残念な悪癖が存在しています。その人たちの意見などまともに聞く必要は全くないです。(なので私の意見も同じく99.9%引きで聞いておいてください。)

ただ、X以外のSNS(TikTokやInstagram)のコメント欄の意見や反応の違いは積極的に拾っていくべきかなと思います。特に食傷気味になっている時は尚更です。ここでLINE会員に引きこもってしまうとまた変な方向に行きかねないかなと思うのでそこのバランスは常に見ておくといいと思います。

以上になります。ご意見はコメント欄までお願いします。

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