「パンツ」は誰の物…?

私は生まれてこの方、スカートの類を履いたことがまったくありませんでした。そのため「パンチラ」をされるという状況になったことがありません。有り体に言ってしまえば、物理肉体は男性です。
しかし、VRChatをはじめてから「パンツを見られる」というのに抵抗感を感じるようになりました。

(※この記事で用いる「パンツ」という言葉は、「パンツスタイル」といった正しい用法ではなく、「下着」を指す意味で使っています)

私がVRでよく使うアバターは、このアカウントのプロフ写真につかっている「藍月あんこ」と、もう一つ日常的に使っている「Salty(ソルティ)」というアバターがあります。( https://steller.booth.pm/ )
このソルティちゃんはカワイくてお気に入りです。また、Quest対応というのも気に入っているポイントです(VRCに馴染みがない人は「軽いアバター」ぐらいの意味の理解で大丈夫です)。
ソルティちゃんは私のVRChat歴4カ月のうち、2、3カ月の付き合いになり、かなり愛着も湧いています。(藍月あんこちゃんのアバターを使ってないのは後日記事にしたいと思います)
愛着が湧くに従って、ひとつ、悩みができてきました。
この、ソルティちゃん、スカートが短くて、特に座るとパンツが見えやすいんです。

「おじさんでもパンツを見られると恥ずかしくなる」というのは、VRChatをはじめる前、「バ美肉」関係の記事や発言などを参照していたので、「知識」としては持っていましたが、実際に感覚として持つようになりました。

表題にもした「パンツは誰の物」というのは、文字にすると当たり前に「パンツを履いている人の物」です(他人のパンツを履くのはいったん例外として処理します)。
パンツを「見せる」「見せないは」履いている人が決める事です。パンチラは偶発的な事故としても、「見られてもいい」「見られたら嫌だ」も履いている人が決める事です。
アバターのパンツだから、「見られてもいいじゃん」「でも見られたくない」というのも履いている人(アバターを操作している人)が決める事です。

「パンツを見られたくなかったら、見えない服にすれば良い」これは、もっともな意見ともいえるでしょう。しかし、ミニスカートがかわいいと思っている以上、「ミニスカートをはきたい」と思う気持ちももっともでしょう。
ミニスカートをはいていても、パンツが見えない動きをすれば良い、というのは難易度は高いけど、それなりに現実的な対処方法でしょう。しかし、アバターによっては(VR環境によっては)、それが難しい場合があります。
結局私は、ソルティちゃんに(テスクチャだけでも)スカートの中にショートパンツやスパッツをはかせようかと考えています。

この記事は、VRChat内の「私」の事について書いていますが、実は現実も当てはまることを書いています。
直球的に書いてしまえば「短いスカートをはいている人のパンツを見てもいい」といった言説は、履いている人の「もの」で、見る側の人の「もの」ではないなぁって事です。

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