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小1の壁は、「新しい」へ続く扉。

4月、末っ子娘が一年生になりました。

我が家は在宅ワークで私が家にいること、兄が学童に合わなかった過去の経緯もあり、学童は利用しない選択をしました。その分、一年生が早く帰ってくる4月は仕事をセーブして、娘との時間に寄り添うことに。

子どもの成長に合わせた働き方が理想だったので、それができるの今の環境は本当にありがたい。フリーランスを選んだ自分、グッジョブ!
の反面、仕事セーブしちゃって大丈夫なのー!?という不安も……。笑

小学校入学時は「小1の壁」とよく聞きます。小学校1年生は早く帰って来るので(特に4月)、子どもを保育園に預けていたころと比べて、仕事と家事・育児との両立がむずしくなるのですよね。

働いているママさんは、特に悩む時期のひとつなのじゃないかなーと思います。

我が家では、長男の時に学童を利用したのですが、学童が合わなかったようで相当無理をさせてしまいました。それから、子どもと一緒にいてあげたいという気持ちが強くなって、働き方を模索するようになり、今に至っています。なので「小1の壁」は、私にとってフリーランスになるきっかけで、転機でもありました。

世の中の働くママさんたちが、悩まずとも、働きやすかったり子育てしやすかったりする社会になればいいのに……、と常々思います。

さて、娘に寄り添った1ヶ月間は3人目で経験もあるとはいえ、やっぱりドキドキしたりハラハラしたり感情が忙しかった。でも、それを一緒に味わえるのことに幸せだなぁと感じたりしました。

日々の何気ない日記ですが、ちょっとだけ記録に残しておこうと思います。

4月6日 入学式

心待ちにしていた入学式。桜が咲いた!
コロナで短縮の入学式は国歌や校歌は歌わず、CDを聴くだけ。なんだか不思議な感じ。娘は緊張していたものの、名前を呼ばれたら大きな声で返事ができた!前日にいっぱい練習したもんね。入学おめでとう。

4月7日 初登校
ドキドキの初登校。下校は10時半(早い!)
どんな顔をして帰って来るのかな〜とワクワクして学校まで歩いてお迎えに。緊張で顔がこわばっていた…。口では「楽しかった」と言ってるけど、家に帰るとパタっと昼寝をしてしまった。初登校おつかれさま!

4月8日 登校2日目

今日の自由帳

今日も下校は10時半。あっという間に帰ってくる。私は少しだけ原稿を書いて、お迎えに。
娘は自由帳にお絵描きをして帰ってきた。新しいお友だちはまだできていない模様。ゆっくりで大丈夫だよ。

4月11日 登校3日目

今日も下校は10時半。
午後は2人でお花見に行った。娘は6ヶ月から保育園に通っていたので、こんなふうに2人でゆっくり過ごせる時間なんてなかったなぁと、ふと思った。時間が穏やかに流れる。

4月12日 登校4日目
今日から下校時間は13時。
はじめての給食は「おいしかったー!」と嬉しそう。コロナなので、黙食だったとか。さみしいなぁ。ワイワイ食べる楽しさも知ってほしい。コロナのバカヤロー、早く消えてしまえぇぇぇぇぇ!

4月13日 登校5日目

今日の自由帳

家では一番強い娘だが、一歩外へ出るとシャイで人見知りになってしまう。帰りに一緒に帰ってくる班の女の子たちは、もう手をつないで仲良くなっている。娘はまだ輪に入れていないもよう。私もこんな経験あったなぁと思い出して胸がキュッとする。がんばれ!

4月某日

今日の自由帳

今のところ学校の途中まで毎日お迎えに出ている。いつも一緒になるママさんとお話をしたら、在宅フリーランスだと判明。近くに同じ働き方をしている方がいると知れてうれしい。仲良くなれたらいいな。
午後は娘とクレープ屋さんへ。苺がたっぷりのクレープを「幸せ〜」って言い合いながら食べた。

4月某日
あんなに学校を楽しみにしていた娘が「保育園の方が楽しかった…」と言い出した。聞けば、学校は遊びの時間が短くてつまらないのだそう。そうか、残念だけど、学校は基本勉強なのよ。まだまだ学校生活には慣れないみたい。

4月某日

今日の自由帳

自由帳に書く絵が変わった。のびのびしていた絵に、ぐじゃぐじゃが混じって、寂しそうだったり、怒っているようだったり。そういえば、長男も次男のときも、一年生になりたての4月は自由帳に書く絵で心の変化がわかった気がした。言語化できないけど、絵には正直に出るのかもしれない。

4月某日

今日の自由帳

先生が「怖い」と娘がもらす。保育園の先生はみんな優しかったからねぇ。確かに、担任になったベテラン先生は怖そう。もうちょっと優しそうな先生がよかったなぁとお母さんも思うよ。でも、きっと仲良くなれる!
帰りの班のお友だちとは、バイバイが言い合えるようになった。進歩してる!

4月某日
自由帳にうっすら何か書いてある。目を凝らしてみると「たすけて」という文字……! 休み時間にひとりで書いたのかな。なかなかお友だちに話しかけられずに書いたのかなぁ。胸がキュッとする。
娘に自由帳に書いてある文字について聞いてみると、とたんに泣き出した。ひと通り泣いて話したらスッキリしたのかいつも通りに。
連絡帳に心配なことを書いて先生に伝えてみた。先生からは丁寧なお返事がもらえて安心した。娘と私、私と先生、伝え合うって大切だなぁと改めて。

4月某日
「学校つまんない!」と言うものの、元気に登校していく娘。私も元気に送り出す!元気に帰ってきてくれたら、それだけでうれしい。

4月某日
娘のペースに合わせながらの執筆作業は、頭が子育て寄りになってしまって全然書けない。こんなんでライター続けていけるかな、不安だ……。

4月某日
娘が運動会のリレーの選手に選ばれた。6年長男・3年次男も選ばれて、今年は3人揃ってリレーの選手だ!素晴らしい。お母さんは昔、運動会が嫌すぎてズル休みしたぞ!

4月某日
今日は仕事に集中。イベントではじめて司会を任されることになった。あがり症で、人前で喋るのは超苦手なわたし。普段なら絶対に断ったけど、娘のがんばっている姿を見ていたら挑戦してみようと思えた。うまくはできなかったけど、ひとつ乗り越えたことで自信が持てた。挑戦してよかった。子どもたちに背中を押してもらっているなぁと思う。

4月某日
遠足の日。元気に出かけて、楽しそうに帰ってきた。少しずつ慣れてきたみたい。よかった!お弁当はコロナなので、一人ひとり離れて食べたとか。コロナめぇぇぇ。

5月10日
学校に慣れて楽しそうに通う娘。ホッとひと安心。5校時になって帰りの時間は14時半に。娘が帰ってくるまでは落ち着いて仕事ができそう。ここから、わたしもがんばるぞーーー!!

普段は活発な娘も、新しい環境で戸惑ったり、味わったことのない感情が芽生えたり。楽しみにしていた小学校だったので意外だったけど、娘にとってはじめて乗り越える「壁」。近くで寄り添えたことは、よかったなと思います。

5月に入り、今は新しいお友達もできて、楽しそうに学校に飛び出していきます。壁の向こう側にはちゃんと新しい景色が待っているんだなぁ……、なんて、娘を見ていて思いました。

一生のうち、子どもと一緒に過ごせる時間はわずかだと思うので、学童なしの選択も悪くなかったです。(仕事は全然捗りません…笑)
もちろん学童が大好きになる子の方が多いので、仕事を続ける選択が間違いとかではなく、ご家庭ごとにたくさんの選択があっていいし、選択肢があればいいなと思います。

これからもたくさん「壁」はあると思うけど、子も母も一つひとつ乗り越えていくしかないのですよね。振りかえってみて笑えたら、それできっとオッケー!

私も壁の向こう側への挑戦は続けていきたいな。


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