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随想一夕「できる大人の語彙力2200を書いた福田氏は確かにできる大人だった」

本を買ったのはいつ以来だろう。三カ月ぶりぐらいになるのではないだろうか。このところ薔薇とプランター、そして肥料と関連薬剤ばかりだった。
薔薇は全部で五鉢になった。ツル薔薇2鉢、木立性3鉢だ。5鉢の内順調な生育をみせているのは3鉢。2鉢は例によって黒点病が広がりをみせており、チョイと厳しい。一度すべての葉を落としリセットしなければならないかもしれぬ。

さて、本の話しだ。
noteのクリエーターさんで福田尚弘氏の手による「言葉の本」が出版されているのをみつけたわたしは早速それを注文させて頂き、先ほど届いた。
 ハッキリ申し上げて、その出来栄えは読まずとも分かるのである。普段書かれているものに注意を払いながら読むことが出来ればどの様な本であるかの想像は容易く、手にした結果はおおむね期待を裏切ることは無い。
 自画自賛の極みであるが、やはり…… 私の場合、読みにかけては人後に落ちない(笑)

何を世一は一人で自惚れているのか…… 良いではありませんか。このぐらいの自惚れは可愛らしいもの。
先ずは下の写真を眺めて頂こう。

できる大人の語彙力2200 福田尚弘 著 発行 リベラル社 販売 星雲社
2ページ目 「はじめに」

なんという簡潔な「はじめに」だろうか。
わたしは過去にこれほど簡潔な「はじめに」を目にしたことは無い。正に「細マッチョ」の体である。徹底的にぜい肉をそぎ落とし、必要なこと、伝えたいことだけで頁を埋めたそれは、執筆者にとってページは読者のためにあってこそ相応しいという姿勢を物語っているようではないか。3ページと4ページ目には読み方を解説する図案が紹介され、5ページ目には語彙の紹介と解説に入る。


読まなければ ! ! そう構える必要はない。失礼なようだが便所に置いていても良いだろう。ベッドの脇でも良いだろう。テレビでの野球観戦をしながらでも読めるはずだ。時も選ばず、場所も選ばず。ましてや読み手を選ぶことも無い。いや、むしろゲーム感覚で読める良書と云えそうだ。

この歳になってくると目にすれば知っている漢字、言葉ではあっても瞬時にとなると思いだせないことの方が多い。使いたい言葉が思い出せず、シーンをイメージしたものを語句で打ち込み言葉をネットで探すなんてのは珍しいことではなくなっている。

すこぶるつきの良書。
最高に付加価値の高い良書だ。

239ページで792円 宜しければ一冊。薔薇の苗より数段お安いwww


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