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リトルバスターズ! 感想

シナリオB+ キャラA - 音楽A グラフィックB 演出A 総評B+ 友情をテーマにしたみんな大好きkey作品。バカゲー。シナリオは粗だらけもいいところだが, 何も考えず何も気にしなかったら勢いで誤魔化してくれるためIQを100落として読んだら面白かった。良くも悪くも勢いだけだったけれど読み終わった後はなんとなく気分が良かったためこれはこれで良かったのではないかと思う。 良かった点 ①テンポ テンポが圧倒的に良いため, その場の雰囲気に合わせやすくギャグパートはち

    • そして明日の世界より 感想

      シナリオB - キャラC - 音楽B+ グラフィックB - 演出B- 総評B - もうすぐ世界が滅びます。さあどう生きますか, っていう話し。マジで一人ヤバイ女がいて, そいつのことを受け入れられるかどうかで多分この作品の評価が大きく変わる。因みに自分は受け入れられなかったんだけれども。とはいえそのヤバい女を非考慮にしてシナリオだけを見たとしても正直駄作っぽさは感じたため, 自分としてはちょっと不満だった。 良かった点 ①御波ルート ガチでおもろい。まず, ずっと

      • Fate/hollow ataraxia 感想

        シナリオS キャラS 音楽A ビジュアルB 演出A 総評S Fateのファンディスクに当たる作品。ファンディスクだが正直完結編みたいなとこがあると思っている。4日間で日常パートとシリアスパートを何度も繰り返し世界の真実を求めていく。ファンディスクだけあってキャラの色々な側面が語られ, 純粋にそれが面白い。しかしそれだけでなくシナリオがあまりにも秀逸であり, 最後の方は涙が止まらなかった。正直stay nightより好き。 良かった点 ①構成 日常パートを無限に巡り続ける

        • 終ノ空R 感想

          シナリオB+ キャラA - 音楽B グラフィックA演出B 総評B+ 終ノ空のリメイク。絵が旧終ノ空と比較して凄まじく綺麗になっており, さらにシナリオも1ルート+αくらい増えている。どちらかと言うと昔からのファンへのファンサービス的な面が多い作品となっており, それらと比較するのがメインの楽しみ方なのかなぁと感じた。そのため単体で見ると旧終ノ空や素晴らしき日々の方が好きではあった。 良かった点 ①絵が綺麗 ケロQの作画は今までは他社と比べても割とそんなでもなかったと思う

        リトルバスターズ! 感想

          white album2 感想

          シナリオS キャラA+ 音楽S グラフィックB+ 演出B+ 総評S シンプルにシナリオが最強。浮気をテーマに描かれる各キャラクターの揺れ動く心理が非常に面白かった。 良かった点 ①心理描写 本当に細かい。主人公の行動は大概クズなのに, 浮気する心理状態や過程があまりにも丁寧に描かれているため, 確かに自分でもその状況ならそうするなとなってしまう。あとシンプルに各キャラクターに対する感情移入の精度が段違いなため, 作品世界に凄く惹き込まれた。 ②キスシーン, ベッドシーン

          white album2 感想

          車輪の国 向日葵の少女 感想

          シナリオC キャラC 音楽B - グラフィックC 演出B 総評C 世間からの評価は高い作品だが, 自分としてはどうしても面白いとは思えなかった作品。めっちゃ面白いって言ってる人もいるから自分の読解力がないだけだったり人を選ぶだけなのかもしれないけど。 良かった点 ①世界観 よく知る我々の世界の刑法がSFの刑法で, 車輪の国の刑法が現実の刑法っていう世界観は面白いと思った。 悪かった点 ①世界観の無駄遣い 社会とはどうあるべきか, ではなく社会はクソっていう前提があ

          車輪の国 向日葵の少女 感想

          アインシュタインより愛を込めて 感想

          シナリオB(A) キャラB 音楽A グラフィックA 演出B 総評B+ SFラブストーリー。絵が綺麗。序盤はよくある普通のエロゲだが後半(?)からストーリーも面白くなっていくし性癖も爆発し始める。個人的にはまあまあ楽しめた作品。 良かった点 ①絵が綺麗 キャラがかわよいです。 ②音楽 新世界のαが神曲。なおアインシュタインの世界観に合った曲かと言われると別にそうでもない。 ③シナリオ グランド〜アポロクライシスが本当に面白い。特にアポロクライシスはキャラ良し, ギャグ良し

          アインシュタインより愛を込めて 感想

          summer pockets 感想

          シナリオB - キャラA 曲B+ グラフィックB 演出B 総評B みんな大好きkey作品。夏休みをテーマに, 離島でのボーイミーツガールが描かれる。 個人的にはかなり勿体無いと感じた作品。テーマ, キャラ, 舞台設定などは悪くないものが揃っているものの, 物語の根幹を成すはずのグランドルートがそれらの全てを放り投げてしまっていたためもの凄く面白くなかったし, 作品全体を見ると非常に残念な出来だと感じた。 ちなみにリフレクションブルーはやってない。 良かった点 ①キャラ

          summer pockets 感想

          Atri -My Dear Moments- 感想

          シナリオB キャラB 音楽B グラフィックB 演出B 総評B 終末世界でのロボットと人間の一夏の物語。なんというか, すごく値段相応な作品。話はまあ纏まってはいるけど別に凄く面白いって話ではないし, 絵もまあ綺麗ではあるけど2020年の作品ならこんなもんだろって感じだし。まあ悪い作品ではないと思うけど, 持ち上げられる程でもないかなぁって感じの作品だった。 良かった点 ①完成度 整合性の取れてない設定もなく, 変なテキストもなく, 文章がキッチリしていた。読んでいて不快

          Atri -My Dear Moments- 感想

          素晴らしき日々-不連続存在- 感想

          シナリオA - キャラA 曲S グラフィックB 演出A 総評A 終ノ空のアンサーとして描かれたような気がするが個人的には完成系的な作品だと感じた。終ノ空をさらに上回る電波感というのも評価できる点ではあるが, 何より終ノ空では出されなかったヴィトゲンシュタインの幸福論に対する作者の回答を示したという意味で終ノ空を超えた作品だと自分は感じた。世界観も素晴らしく, 個人的にはかなり楽しめた作品。 良かった点 ①曲 空気力学少女と少年の詩, ナグルファルの船上にて, 神と旋律.

          素晴らしき日々-不連続存在- 感想

          魔法使いの夜 感想

          シナリオB - キャラB 音楽A グラフィックB+ 演出A 総評B 型月の最新作。もう出たの何年まえだよって感じだけど...。なんというか, 型月作品だけあって別に悪くはないんだけどFateとか月姫とか空の境界とかと比べてしまうとどうしても凄く見劣りしてしまうかなという印象。型月世界観の掘り下げがメインでストーリーはオマケみたいな, そんな感じの作品だと感じた。 良かった点 ①絵が綺麗 絵が上手いとかじゃなくて, 綺麗。色彩が上手に使われているのだと思う。最初の登校シー

          魔法使いの夜 感想

          9-nine- 感想

          シナリオA - キャラA+ 音楽A グラフィックA 演出A 総評A 王道超能力バトル作品。個人的には最近出た作品の中ではダントツで面白い作品だと思っている。とりあえずどこまでも王道なストーリーだが, 欲しい時に完璧な王道展開を提供してくれるので読んでいて非常に熱くなれる。シナリオには読み終わった後によく考えると正直若干の粗があるものの, 勢いが凄いためあまり気にならなかった。いい意味でただ面白いだけの作品だったと思う。 良かった点 ①新海天 この作品の面白さの4割くらい

          9-nine- 感想

          白昼夢の青写真 感想

          シナリオC キャラC 音楽A グラフィックB+ 演出B+ 総評B - 非常に惜しい作品。4つのシナリオからなる物語であり, 1〜3章までは相当面白いもののその総括となる筈のcase0があまりにも酷すぎるため全体として凄く残念なことになっている作品。世間からの評価は高く, 全年齢版も発売されているがそれは昨今の冷え切ったエロゲ業界だからこその相対評価であって絶対評価で見た時はそこまでのものではないと感じた。 良かった点 ①2章 シナリオの完成度が素晴らしい。全編を通して恋

          白昼夢の青写真 感想

          ef - a fairy tale of the two. 感想

          シナリオS キャラA 音楽A 演出S 総評S アニメ化もされ, 一部からは高く評価されているもののどことなく影の薄い作品。複数の主人公, ヒロイン目線で語られていく青春群像劇。その御伽話ひとつひとつが全て質の高いシナリオであるが特に最終章が別格で, 感情が完全に破壊され涙が止まらなくなる。複雑な設定などなくただただ文章力と演出のみで物語が構成されており, 美少女ゲームにおける青春学園モノの一つの到達点だと感じた。何というかケチの付け所がないし凄く丁寧に作ってあるなと感じた作

          ef - a fairy tale of the two. 感想

          さくら、もゆ。 感想

          シナリオC キャラC 音楽A グラフィックA 演出A 文章E 感動B 総評C なぜか世間から評価されている作品。まず何よりも文章が酷すぎる。同じ内容の文章が何回も何回も繰り返される, 言うなれば小学生の読書感想文みたいなものでとても読めたものじゃない。そんな文章で文章量を誤魔化してあるところからも分かる通りシナリオも非常に薄く, とてもノベルゲームと呼びたくないようなものが本作である。感動的なシーンもあるが, 大筋のストーリーとは大して関係のない部分的なところであり, 全

          さくら、もゆ。 感想

          穢翼のユースティア 感想

          シナリオA+ キャラS 音楽B+ グラフィックB 演出B+ 総評S 美少女ゲームにおけるダークファンタジーの最高峰。暗く絶望的な世界観であるが, そんな中でも懸命に生きる人の強さが描かれており, 実際のところは非常に美しい作品であると感じた。シナリオはただ面白いだけでなく感動的で, 後半は涙が止まらなかった。 良かった点 ①キャラ同士の会話 暗い世界観ならではのブラックジョークがテンポよく飛び交い, とても面白い。 ②主人公 かっけえんだ。コイツが。ヒロインが魅力的な作

          穢翼のユースティア 感想