天秤座新月が導く、思いを使命に変える!
2024年10月3日、3時49分ごろ、天秤座で新月を迎えます。この新月は、何か新しいことを取り入れ始める絶好のタイミングです。
天秤座のエネルギーを活かし、調和や人間関係の向上に努めてみてください。この期間は、心の中で大切にしたい目標や願望を明確にし、それに向かって一歩踏み出す良い機会です。
次の月食を伴う満月(2025年3月14日)までの約半年間、この新月のエネルギーを利用して、自己成長を促進し、より充実した日々をお過ごしください。心を開き、新しい可能性を受け入れる準備をしていきましょう。
惑星と星座の配置
天秤座11度でおこる新月他者の人生から学びを得て、自分の考え方も照らし合わせながら身に着けた独自の知恵を伝授する。相手目線で聞く伝える・コミュニケーションの達人を表しています。
新月(太陽/月)にアクセスする星達
太陽/月と水星がコンジャンクション(0度)
目標や感情をスムーズに言語化する
太陽/月と火星がスクエア(90度)
闘争本能、衝動、情熱、独立心
思いを使命に変える新月
2024年10月3日、3時49分頃 天秤座で新月を迎えます。
今回の天秤座新月は、「思いを使命に進化させる新月」と表現できます。
この新月は日食を伴っており、特別な意味を持っています。
通常の新月の影響は次の満月(10月17日)までの約2週間ですが、今回は次の月食(2025年3月14日)までの約半年間、そのエネルギーが続きます。
このように長い期間、宇宙の配置に向き合うことで、「使命」といった大きなテーマを意識することが可能になります。
是非、この特別な新月のエネルギーをしっかりと受け止め、自分自身の内面を見つめ直す機会として活用してみてください。
新たな可能性に向かって、一歩を踏み出す時です。
この半年間を振り返ろう!
まずは、半年前の天秤座満月(月食)について振り返りましょう。あの満月は「世界と調和し、願望を実現する満月」でした。周囲の人たちと協力することで、夢が現実味を帯びてきた方もいらっしゃるかもしれません。
そうした方々には、今回の天秤座新月のタイミングで、自分の方向性や取るべき行動が明確に見えてくることでしょう。ぜひ、新月のメッセージを活用し、更なる追い風を感じてください。
一方で、まだ方向性が定まっていないと感じている方にも、この新月(日食)のエネルギーは最適です。これからお伝えする宇宙からのメッセージを受け取り、今後の方向性を決めて、あなたの心の奥に眠る「使命」を目覚めさせて下さいね。
新たな一歩へと進む準備を整えましょう。
あなたの使命は、あなたの思いの中に眠っている
今回の新月は日食を伴い、大変特別な意味を持っています。日食とは、ドラゴンテイルまたはドラゴンヘッドが新月に重なる現象を指します。
ドラゴンテイルは「過去」や「これまでの縁」を象徴し、ドラゴンヘッドは「未来」や「これから取り組む使命」を示しています。
今回は新月にドラゴンテイルが重なるため、過去の経験や縁の力を、月(感情)や太陽(目的を持った行動)に乗せることが求められます。
このことは、過去の経験や縁を土台にしながら、自分の内なる感情に耳を傾け、明確な目標に向かって意識的に行動することが、未来や使命(ドラゴンヘッド)につながることを意味します。
しかし、新月とドラゴンヘッドの関係がオポジション(180度)であることからもわかるように、使命への道のりは決して平坦ではありません。
「使命」という言葉に重く感じる方もいるかもしれませんが、心配する必要はありません。
今回の新月が示す「使命」は、あなたの心の奥に眠っている「思い」です。
すでにあなた自身の中にあるものであれば、思ったほど難しいことではないと感じられるはずです。ぜひ、あなたの心の奥にある「思い」を見つめ、「使命」に進化させましょう。
全力でやり遂げましょう!
新月に重なっているドラゴンテイルは、「過去」や「これまでの縁」を示すだけでなく、「これまで十分にやってきたこと」を表しています。
逆に言えば、もし「十分にやりきっていない」と感じると、ドラゴンテイルのエネルギーが不足し、ドラゴンヘッドの示す「未来」や「使命」に辿り着くのが難しくなります。
そのため、今回の新月からの半年間は、まず「やりきること」が大切です。
是非、この機会に実践し、あなたの「思い」を「使命」へと繋げてみて下さい。自分の過去の経験を振り返り、しっかりと土台を築くことで、新たな未来への道が開かれることでしょう。
感情を感じ切る
今回の新月の重要なポイントの一つは、火星の影響です。この火星が新月と葛藤の角度(90度、スクエア)を形成し、私たちに揺さぶりをかけています。また、火星は金星、土星とグランド・トラインを形成しており、火星は蟹座、金星は蠍座、土星は魚座に位置しています。
この水のエレメントによるグランド・トラインは、感情を大切にするエネルギーをもたらします。
新月から半年後の満月(月食)までの間は、あなたの感情をしっかりと感じ切ることが大切です。
特に、火星が示す「怒り」に注目してください。火星の蟹座は「抱え込んだ怒り」を表し、蟹座の16度に位置することは、山羊座のエネルギーが影響を与える度数でもあります。
このため、山羊座の性質である「成果」を求めるあまり、「こんなに頑張ってきたのに、どうして上手くいかないのか」という怒りが生まれることがあるでしょう。
また、木星とカイロンのタイトなアスペクトも影響し、過去に我慢した出来事や、抱え込んできた怒りが思い出されることがあるかもしれません。
その際、過去の自分に「腹が立ったよね」「悔しかったよね」と共感し、寄り添ってあげることが大切です。
「私にも悪いところがあったはず」と無理に前向きになろうとする必要はありません。
今回は、ただ「あなたがその時どう感じたか」にフォーカスしてください。
自分の気持ちを無視したり、「あれくらいのことで、私は怒ってはいない」と思わないで下さい。あなたの感情をそのまま受け入れることが重要です。グランド・トラインや木星からのサポート(幸運の象徴)もあり、受け入れた感情は、これから進むためのエネルギーとなります。
感情から新たな願いを見つける
感情をキャッチし、感じ切ることができるようになったら、次のステップに進みましょう。冷静になった後、感情の根幹を見つめることが重要です。
今回の新月のエネルギーを借りることで、「新たな面」を発見できる可能性があります。
新月を形成する太陽は天秤座にあり、グランド・トラインを形成する火星は蟹座に滞在しています。
これらの配置は、共にフォール(下降)と呼ばれ、グランド・トラインの一角である金星が蠍座にいる状態は障害(デトリメント)とされます。
これらは古典占星術におけるディグニティ(品位)という考え方に基づきます。
一般的に、フォールやデトリメントの配置では「はたらきが弱まる」とされますが、これを「変則的な面が出る」と捉えることもできます。
例えば、友人の成功に対して素直に喜べず、怒りを感じている自分がいるとします。普段であれば、「そんなことで怒るなんて、私は小さい人間だ」と自己批判するかもしれません。
また、無理に「私は友人を祝福している」と思い込もうとすることもあります。
しかし、今のあなたは、その怒りを受け入れ、感じ切った先に新たな発見が待っています。
あなたの怒りは成功した友人に向けられているのではなく、友人のように一歩踏み出せていない自分自身に対するものかもしれません。
このように、自分の感情を通じてその奥にある信念や願いに気付くことは、今回の新月において非常に重要なプロセスです。
自分自身を深く理解することで、成長への道が開かれるでしょう。
見つけた願いを言葉にする
感情を感じ切り、そこからあなたの「願い」を見つけたら、次にそれを伝えることが重要です。今回の新月は、伝える力を強めるエネルギーを持っていますので、ぜひこの機会を活かしましょう。
新月は天秤座にあり、この星座は社交性が高く、他者に思いや考えを伝えるのが得意です。また、新月に重なる水星は、感情を言葉にしたり、目標を明確にする手助けをしてくれます。
天秤座11度のサビアンシンボルは、「学びや知恵を他者に伝授する」ことをテーマとし、相手に合わせた工夫を凝らす力を持っています。
あなたが抱いている気持ち、願い、そして今後の目標を積極的に言葉にしてみましょう。
初めは手帳やノートに書き留めるだけで構いませんが、これらの「願い」があなたに浸透してきたら、ぜひ誰かに話してみてください。
他者に伝えることで、あなたの「願い」を実現するための協力者が現れたり、有益な情報が得られる可能性が高まり、具体的に動いていく力が得られるでしょう。
願いも使命も最初からあなたの中にある
今回の新月は、土星、天王星、海王星、冥王星という外側の天体がすべて逆行中であり、振り返りを促す時期となっています。
また、逆行中の天王星、海王星、冥王星はミニトラインを形成しており、これらの天体は社会の変容を象徴しています。
このため、変化による世間の騒がしさは少し落ち着いています。
あなたが新たに見つけた願いは、実は以前からあなたの中に根付いていたものである可能性があります。忙しさや過去の失敗によって、その願いを忘れてしまったり、諦めてしまったかもしれません。しかし、天秤座の新月のタイミングで表れた怒りは、あなたの強い思い入れの証です。
その怒りをしっかりと受け止めることで、あなたの願いや信念を明らかにするでしょう。
これまで焦りながら進んできたことも、今回の新月によるグランドトラインの後押しを受けて、喜びの方向へとシフトすることができるでしょう。
この新月を機に、本来のあなたの願いや信念を取り戻し、あなたの「使命」へと進化させていきましょう。
まとめ
2024年10月3日の天秤座新月(日食)から、2025年3月14日の魚座満月(月食)までの過ごし方のポイント
自分の感情を受け入れる:
特に怒りをしっかりと感じ切り、その感情を否定せずに受け入れましょう。
感情の根本を見つめる:
その怒りの背後にある願いや信念を深く考察してください。
願いを言語化し伝える:
その願いを言葉にし、可能であれば誰かに伝えてみましょう。
この3つのステップを実践することで、あなたの願いや信念を使命へと進化させることができます。天秤座の新月は、本来のあなたらしい姿で生きるための大切な転機となるでしょう。
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!