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【ブルネイ】7つ星ホテルThe Empire Brunei を詳細レビュー!


こんにちは 🦢₊✧
海外在住のAzuです。

マレーシアのコタキナバルの中にある小さな国、
ブルネイ🇧🇳を知っていますか?

石油と天然ガスの産出国で、東南アジアの中では国民全体が比較的裕福な暮らしを営むイスラム教の国です。

そんなブルネイには7つ星と呼ばれるホテルがあります。それがThe Empire Brunei(ザ エンパイア ブルネイ)。

いつか泊まりたいと思っていたホテルに遂に行く事ができたので、滞在する際にタメになる情報をどこよりも詳細に書き留めたいと思います!


◼︎The Empire Bruneiとは

通常、よく聞く世界のホテル評価基準は5段階までですよね。しかし世界には7つ星のホテルというものが存在します。

正確には『7つ星ホテルと自身で謳っているホテル』というのが正しいです。ホテルの設備や内装・サービスなどが5つ星ホテルよりも優れている、と自負したホテルということです。

それだけ自信満々なホテル、泊まってみたいと思いませんか?


そんな7つ星ホテルがある場所は、世界でもドバイとブルネイの2箇所だけです。

ブルネイの7つ星ホテル「The Empire Brunei」は、元々ブルネイ王室の王子ジェフリー氏により建てられ、彼の王宮になる予定でした。

総額10億円もの大金をかけて500室にもなる宮殿を建設しましたが、なんと建設途中に王子が国外逃亡!

実はこの頃のブルネイ王室はスキャンダルが多く、ジェフェリー王子は財務大臣時代に国費を横領・着服、女性への性被害で起訴多数、世界一金遣いの荒いプレイボーイとして王子の位を剥奪。資産も凍結され、結果的に国外への逃亡を余儀なくされました。

そんな王子が住む予定だった場所を、国はホテルとしてリサイクル(笑)

現在は王室が住む予定だったホテルとして汚名返上、ブルネイの大事な観光資源になりました。
(因みにオープンは2000年10月)

しかもドバイの7つ星ホテル Burj Al Arabは1泊最低20万円ですが、ブルネイの7つ星ホテルは 1泊最低4万円ほど!

2人で行けば 1人2万円です!
過去のことは関係ない!これは行くしかない!

◼︎ホテルのロケーション

ホテルの場所はブルネイの国際空港から車で約15分。ホテルの空港送迎を頼むと片道44BND(ブルネイドル 2024年時点)です。

タクシーもありますが、ブルネイは車社会なのでタクシーはあまり走っていません。空港でも必ず待機しているわけではないので多少待つ必要があるかもしれません。

東南アジアではGrabやBoltといった配車アプリがメジャーですが、ブルネイではDartというアプのみが普及しています。

このDartを利用すれば時間帯にも寄りますが、日中なら片道20BND前後で空港からホテルまで行くことができます。

また、ホテルからニューモスクまでは車で15分、中心地であるオールドモスクまでは20分、どちらもDartかホテル手配のタクシーで行くことができます。

以前はホテルから主要観光地までの往復の定時シャトルバスが出ていましたが、現在はコロナの影響とDartの普及により運行終了となっていました。

Dartについては実際に使用した時の金額やレビューを別記事で載せているので、気になる方は覗いてみてください。↓

◼︎お室内の内装とアメニティ

宿泊する際に気になる事といえば、お部屋の内装とアメニティですよね。

The Empireには宿泊棟が数棟あるのですが、
今回はこちらのSea View Buildingでした。

エントランスはこんな感じ

ちょっとした家具やインテリアもオシャレです。


廊下の様子はこんな感じ。高級感が凄い・・・。

天井もとても可愛い!


そして、私たちが今回泊まったお部屋はこちらのスーペリアルーム(60㎡)

写真で見るとこじんまりしている印象ですが、60㎡もあるのでかなり広々しています。ベッドもとても寝心地が良かったです。

そしてミニバーにあるものは全てフリー。ペットボトルのお水も毎日4本いただけます。ドリンクやお菓子も毎日清掃の時に補充してくれます。

因みにイスラム教の国なのでお酒の用意はありません。飲みたい方は自分で買ってくるか、ルームサービスを頼んでお部屋で飲みます。

ミニバーの内容はこちら
インスタントのドリンクとお菓子
紅茶はラッフルズ御用達のシンガポールの1872clipper tea
1ℓほどのポットもあります

次はバスルームとトイレ。お風呂のお湯の出は、シャワー・バスタブ共にとても良いです。昼間の清掃とは別に、夕方のターンダウンサービスもあって嬉しい。

トイレはヨーロッパ式のビデ付き
歯ブラシ、コットン、シャワーキャップ、コーム、ソーイングセット、綿棒、シェービング
左からコンディショナー、シャンプー、シャワージェル(ボディソープ)、各30ml

このコンディショナー・シャンプー・シャワージェルのセットは清掃時にも補充されることはなかったので、たくさん使用する方は予備で持ってくることをオススメします。ホテル内の売店でも同様のものが購入可能です。

その他のアメニティはスリッパのみです。
バスローブはないのでパジャマは持参必須。

アメニティのスリッパ
金庫は大きめ

充電プラグは沢山あります。因みにホテルのコンセントプラグはBFが多いですが、日本で使っているタイプAをそのまま挿して使用することも可能です。対応Vは230V。USB用のプラグはありません。

タイプAで挿してます
室外用のサインが日本では見慣れないタイプで面白い
ドライヤーの風量は普通

ベランダもあって眺めも良いです。
今回泊まったお部屋はゴルフ場の方面を向いていました。

ベランダ
極たまに猿が入ってきてしまうことがあるそう
部屋(3階)からの眺め
夕方の写真なので少し暗め


ホテル内にも共有のベランダがあり、そこからは南シナ海が一望できます。

ホテルのパンフレットは日本語のものもあります。チェックインの時にもらっておきましょう。

フロントでもらえるパンフレットと室内にあるウェルカムレターの内容を比べると、朝食の時間など若干ズレている点もあるので、ウェルカムレターの方を信用してください(笑)

多分パンフレットは内容が更新されていない箇所がある気がします。

こちらがウェルカムレター
左はWi-Fiの繋ぎ方、
右は現在空いているレストランの案内
(中国料理のリーゴンは現在閉鎖中です)


◼︎ホテル内紹介

ホテル内はとても広く、全部をみて回ろうと思ったら半日はかかります。まずはエントランスから。

エントランス
日中に光が当たった天井部がとても綺麗
入り口
敷地内は呼べばゴルフカートで移動可能

ロビーはこんな感じ。

チェックイン時のウェルカムドリンクとおしぼり


そしてお待ちかねの内装がこちら!

撮影時間は15時

大理石をふんだんに使った装飾が凄い!
午後になると上の写真のように光が差し込んでくるので、写真撮影なら午後14時過ぎからがオススメ。

夜になると、より豪華で高級感が増した印象に。

フロントと同じ階には3店舗ほどのお土産屋さんとカフェもあります。お土産さんは時間帯によっては閉まっていることもありました。ホテルのお土産屋さんではなく、テナントって感じです。空港でも似たようなお土産を何点か見かけましたが、値段は一緒でした。

中は撮影禁止だったので廊下から
マグネットなどもあります
カフェ Zest
ピザやアイスクリームも売ってます
両方とってもおいしかった

カフェではお部屋で食べれるようなクッキーなどのお菓子やケーキ、サンドイッチも売っていました。ホテル内のお店はどこもクレジットカードが使えてとても便利です。


そしていよいよプールのご紹介。半端じゃない大きさで本当にびっくりします。

まずこちらが北東の1番端にあるプールサイド。ここにはビーチチェアーも沢山あり、フードの注文も可。

フリーのお水にフルーツウォーター用のオレンジも付いてきました。

足元も可愛い

近くにはビーチもありますが、海はそんなに綺麗ではないので入っている人はいませんでした。

奥まで散歩できます

そのままプールは西側に続いていきます。

とにかく広い・・・。
因みにイスラム教の国なので、露出の激しい水着は控えるようにとパンフレットに書いてありました。現地の方はラッシュガードの着用率が高め。そうじゃなくても日陰が少なくてとにかく日焼けしやすいので、対策必須です。

西側の端がこんな景色。
こちら側にはマリンセンターがあって、カヤックやパドルボートの貸し出しがあります。借りる時には大人でも必ずライフジャケットの着用が必要で、貸し出し表にもサインします。金額が書いてありますが、パドルボートを借りた時にあとで請求書をみてみたら加算されていませんでした。宿泊客はフリーなのかもしれません。


マリンセンターでは他にも自転車の貸し出しもしていました。大人から子供までサイクリングできます。

近くには遊具やビーチバレーのコートもあります。

イルカのオブジェもあって可愛い

館内にあったアクティビティースケジュールはこちら。プールなどの時間表も載っています。
興味がある方は拡大してみてみてください。
曜日ごとにヨガや筋トレ、ズンバなどのクラスもありました。

別館には映画館やボーリング場、室内コートでテニスやバトミントンもできます。

他にも広い敷地内には散歩できる場所が沢山あって、道も整備されているので探索も楽しいです。

海側の道を進むと、夜はこんな感じでホテルを眺めることができます。

他にも家具も一つひとつがとても可愛いので是非注目して見てみてください。

◼︎レストラン

現在オープンしているレストランは2箇所、カフェメニューなどの軽食が食べれる場所が1箇所です。

レストランはプールサイドにまず1箇所。

レストラン pantai

もう1箇所は建物内の3階。ここは朝・夕共にビュッフェスタイル。

朝食ビュッフェは大人1人30.8BND、子供1人15.4BND(2024年8月時点)でちょっとお高め。会場は高級感があってサービスも丁寧でよかったです。子連れにはお子様用の椅子に加えて、絨毯上に敷く食べこぼし防止シートまで用意してあって凄く準備が良いなと思いました。

なぜか毎朝点心が選べる


イスラム教圏ですが、結構なんでも揃っていました。

ただとても悲しいことに、私は昔からマレーシア系のご飯が全く刺さらず…。そのせいかご飯のクオリティは全体的に普通です。正直特別これが美味しい!というものはありませんでした。7つ星ホテルへの期待度が高かっただけに残念でした。

そして5階にはカフェスペースもあります。
現在は土日限定の14〜18時の間にアフターヌーンティーをいただけるのですが、その会場もこちらです。アフターヌーンティーは要予約です。

眺めが良くて、高級感もあってとても素敵。
スタッフの方に聞いたらこちらの席がオススメだと言っていました。

この日は平日だったのでアフターヌーンティーは予約できなかったのですが、興味のある方はチェックインの際にフロントで予約が可能なので、是非食べてみてください。

この時は先ほど紹介したカフェZestのピザを注文しました。

これがかなり美味しくて大満足。夕食にこのピザをテイクアアウトしても良いなと思いました。

サービスで出てきたクッキーもとってもおいしかった。

◼︎その他

①両替について
ブルネイ空港でも両替はできます。レートは以下の写真の通りです。

右下の赤枠が日本
見づらくてすいません(笑)

ただ両替だけで言ったらホテルでも可能です。
こちらがフロントに置いてあった両替表。

私の考えだとブルネイドルに両替するのはかなり損かなと思います。理由はブルネイでしか使えないから。

今回の旅行では元々持っていたシンガポールドルを持っていきました。ブルネイではシンガポールドルがブルネイドルと同じ価値として流通していて、街中のお店でも普通に使うことができます。(ただしお釣りはブルネイドルとして帰ってきます。)

また、シンガポールドルの方がアジア圏では両替するのに困らないし、他の国での旅行でも活用できます。ホテルのお姉さんに相談した時も、シンガポールドルからブルネイドルへの両替は、無駄に手数料がかかるだけだからオススメしないと言われました。

ホテルから出ないのであればクレジットカードのみで生きていけますし、街中でも屋台でのご飯以外はほとんどカードが使えました。両替するにしても、大金の用意はいらないかもしれません。


②ゴルフについて
ゴルフの料金表はこちら。宿泊客とビジターとでは値段が違います。にしてもやっぱりゴルフ代は高い。こちらは7つ星ホテル並みの料金かも。

左がビジター、右が宿泊客用の料金表


③ツアーについて
ホテルでもツアーの勧誘がありました。フロントの横で受付もしています。あまり詳細は覚えていないのですが、8時間ほどの車+専用運転手のチャーターで100BND(USDだったかも?)のプランがあったのはなんとなく覚えています。その他にもダイビングや、ウォータービレッジツアーもありました。

他にもホテルのお土産屋さんの並びに、韓国系?のツアー会社が入っていて、そこでもツアーの取り扱いをしていました。こちらは全てUSD表記なので注意。

参考までに


④余談
あと、ホテルで出されるフリーのボトルウォーターはほとんどがフルーツウォーターでした。フルーツが沢山使われていてお水が本当においしかったのも高ポイント!



いかがでしたでしょうか。

個人的にはゆったりのんびりできてとても好きなホテルでした。

敷地も大きく、清掃も行き届いており、子連れにもかなりオススメなホテルです。

子供ができたらまた来たいな〜!
ホテルへ行かれる際の参考になったら幸いです。

𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃✈︎




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