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cEDH Nexus - Infinite Creation を眺める

きっかけ

「オンラインcEDHランク戦:ゆかリーグ」7月23日にシーズン1開幕!!
https://note.com/stakkato/n/nb8953286667a

こちらの記事を拝見して、以下の部分に興味を持ちました。

cEDH Nexusだと、新しく参加したプレイヤーは最初の15戦はデータベースに登録されているデッキを
使用することが義務付けられていて、不便ではあるもののそれのおかげでとても良いプレイ体験を
提供できています。

現在該当の データベース創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation
は2つのデッキが登録されていますが、感触が現在のデッキに近い以下のリストについてカード選択を眺めていくことで、自分のデッキに参考になる部分を取り込んでいくことを目標にします。

Infinite Creation
https://www.moxfield.com/decks/MmSuGNGj8U27MCQriiSofg

コンボ

メジャーなコンボが4系搭載されています。

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波止場の恐喝者/Dockside Extortionist + 祝福されたエミエル/Emiel th
e Blessed
(宝石 4 個~)or 練達の魔術師バリン/Barrin, Master Wizard
(宝石 6 個~) によるコンボです。無限マナおよび無限ドローが可能です。

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食物連鎖/Food Chain と 不死身、スクイー/Squee, the Immortal による2枚コンボです。クリーチャー限定の無限マナおよび無限ドローが可能です。

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ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond + 死の国からの脱出/Underworld Breach + 思考停止/Brain Freeze の3枚を用いたライブラリーアウトによる勝利を目指すコンボ(ブリーチコンボ)です。上記2つのコンボによる無限マナの出口でもあります。

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呪文探求者/Spellseeker 1枚から 最後の賭け/Final Fortune と 儚い存在/Ephemerate を組み合わせてブリーチコンボに繋げられるチェーンコンボです。以下の Note が大変参考になります。

《呪文探求者》+《儚い存在》コンボについて
https://note.com/dragonwhelp/n/nfffe8c7659cf

マナソース

私のデッキ では土地 35 枚(うち、フェッチ 12 枚)、マナソース  17 枚で計 52 枚確保しているのですが、このレシピだと土地 28 枚(うち、フェッチ 9 枚)、マナソース 14 枚で計 42 枚とかなり絞られている印象を受けます。

極楽鳥/Birds of Paradise
アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim
花を手入れする者/Bloom Tender
波止場の恐喝者/Dockside Extortionist
貴族の教主/Noble Hierarch
敏捷なこそ泥、ラガバン/Ragavan, Nimble Pilferer
花の絨毯/Carpet of Flowers
秘儀の印鑑/Arcane Signet
金属モックス/Chrome Mox
モックス・ダイアモンド/Mox Diamond

水蓮の花びら/Lotus Petal
太陽の指輪/Sol Ring
魔力の墓所/Mana Crypt
息詰まる徴税/Smothering Tithe

このリストはさすがに切り詰めすぎな印象は受けるものの、1ターン目のマナ加速手段を増やし、あわよくば 2 ターン目に 創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation が着地できる可能性が出る2種の Mox については積んでみようと思います。

妨害

私のデッキ ではカウンター(およびカウンター対策)とクリーチャー・置物破壊を含めて 18 枚のスロットを割いています。このリストでもスロット自体は同じような 20 枚が割かれていました。統率者ピッチに信頼を置かない構成になっているのが印象深いです。交錯の混乱/Muddle the Mixture はサーチとして使うことも少なくないように見えます。

運命を紡ぐ者/Destiny Spinner
堂々たる撤廃者/Grand Abolisher
沈黙/Silence
金粉のドレイク/Gilded Drake
蒸気の連鎖/Chain of Vapor
サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift
自然の要求/Nature's Claim
払拭/Dispel
狼狽の嵐/Flusterstorm
否定の力/Force of Negation
意志の力/Force of Will
マナ吸収/Mana Drain
精神的つまづき/Mental Misstep
唱え損ね/Miscast
交錯の混乱/Muddle the Mixture
否定の契約/Pact of Negation
赤霊破/Red Elemental Blast
呪文貫き/Spell Pierce
白鳥の歌/Swan Song
夏の帳/Veil of Summer

サーチ・ドロー

cEDH 環境では単体の軽量サーチ手段を複数用いてコンボを揃える方向性が主流と認識しています。セヴィンの再利用/Sevinne's Reclamation もこの枠として扱います。このデッキでは 23 枚の枠が割かれています。

<サーチ>

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新生化/Neoform
海門の嵐呼び/Sea Gate Stormcaller および、二重の一撃/Dual Strike と併せて使うことで、帝国の徴募兵/Imperial Recruiter と 呪文探求者/Spellseeker を同時にサーチすることを狙っています。呪文探求者/Spellseeker で 儚い存在/Ephemerate を持ってきて、帝国の徴募兵/Imperial Recruiter の効果を 2 回使うことで、波止場の恐喝者/Dockside Extortionist コンボに必要なパーツを一気に集められます。また、不死身、スクイー/Squee, the Immortal と 悟りの教示者/Enlightened Tutor で食物連鎖にもアクセス可能です。

エラダムリーの呼び声/Eladamri's Call
新生化/Neoform と同じように、海門の嵐呼び/Sea Gate Stormcaller および、二重の一撃/Dual Strike と併せて使うことで、波止場の恐喝者/Dockside Extortionist コンボに必要なカードを集められます。こちらの方が1マナ軽いですね。

俗世の教示者/Worldly Tutor
異界の進化/Eldritch Evolution
破滅の終焉/Finale of Devastation
海門の嵐呼び/Sea Gate Stormcaller や、不死身、スクイー/Squee, the Immortal などをサーチし、コンボに繋げるために使うカードです。

直観/Intuition
商人の巻物/Merchant Scroll
神秘の教示者/Mystical Tutor
セヴィンの再利用/Sevinne's Reclamation
直観/Intuition を経由して、食物連鎖または、ブリーチコンボに接続できる組み合わせです。

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通り抜け/Step Through はウィザードサイクリングで、海門の嵐呼び/Sea Gate Stormcaller練達の魔術師バリン/Barrin, Master Wizard呪文探求者/Spellseeker にアクセスできます。特に 呪文探求者/Spellseeker を サーチできるというのが大きいですが、状況によっては 海門の嵐呼び/Sea Gate Stormcaller をサーチするケースもありそうです。

ギャンブル/Gamble
個人的にはあまり好きではないカードなのですが、死の国からの脱出/Underworld Breach 環境下では有効なサーチになります。

適者生存/Survival of the Fittest
波止場の恐喝者/Dockside Extortionist コンボに必要なカードを集めるのに便利なカードです。幻の漂い/Drift of Phantasms がないので、食物連鎖 コンボには繋がりません。

悟りの教示者/Enlightened Tutor
どちらかというと、呪文探求者/Spellseeker がエンチャントにアクセスできるようにするためのカードという趣が強そうです。単体でも 適者生存/Survival of the Fittest を持ってきて、波止場の恐喝者/Dockside Extortionist コンボに繋げることができます。

<ドロー>
渦まく知識/Brainstorm
ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe
Mystic Remora
リスティックの研究/Rhystic Study
森の知恵/Sylvan Library
Timetwister
Wheel of Fortune
意外な授かり物/Windfall

いずれも定番となるドロー加速と言えます。

ユーティリティ

幻影の像/Phantasmal Image
永遠の証人/Eternal Witness
有毒の蘇生/Noxious Revival

特定の役割は持たないものの、コンボが失敗した際の保険となるカードが選択されています。

まとめ

cEDH における 創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation の教科書として、Infinite Creation の構成を見てきました。海門の嵐呼び/Sea Gate Stormcaller および、二重の一撃/Dual Strike を中心としたサーチギミックについて理解が深まったのが良かったです。自分のデッキのブラッシュアップに活用していこうと思います。


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