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電子パルプマガジン「無数の銃弾」のすすめ

 今年も電子パルプマガジン「無数の銃弾」の発刊の季節になりました。創刊号からはや2年、冊数も5巻を数えるまでになりました。今回はこの場を借りて「無数の銃弾」について改めて紹介しようと思います。


パルプ・マガジン。1920年代に全盛期をむかえた、あらゆるアメリカンエンターテイメントの礎石となっている娯楽雑誌である。
その隆興から、100年。
いま、パルプの書き手はnoteにいる。多分に刺激的かつ魅力的な表現活動の場で、彼らは小説を書き続けている。
彼らは考えた。日本語の話者はたかだか一億人強。さらに小説投稿サイトごとに細分化してしまえば、限られた読者にしか作品を届けられない。ならばせめて、細分化するまえの読者に届けよう──
それが、ユダン・ナラナイ・パブリッシャ。
パルプ​エンターテイメントの銃弾を放つ者──パルプスリンガーたちの集う、電子パルプマガジンの同人誌サークルである。

ユダン・ナラナイ・パブリッシャHPより


「無数の銃弾」とはなんですか?

「無数の銃弾」は、我々が所属している「ユダン・ナラナイ・パブリッシャ」という同人誌サークルから年2回(6月・12月)刊行されている電子パルプマガジンです。つまり、パルプ小説執筆している有志が集い、自作品を持ち寄った合同同人誌です。
 Amazonにて電子販売されており、Kindle上で読むことができます。お値段は驚きのなんと100円、kindleunlimitedだと無料で読めちまうんだ。


そもそもパルプってなに?

 パルプ小説! それ自体には具体的な定義はありませんが、パルプには往々にして読者並びに著者が「これは絶対面白い!好きなやつ!」と思うものがガンガン詰め込まれていて爆発力がありエネルギッシュなパワーが溢れたエンターテインメントであることが多いでしょう。あなたがそうだと思ったもの、それがパルプ小説です。


途中から読んでも大丈夫?

 大丈夫です! 映画が始まってすぐにアクションシーンが展開されたり、週刊少年漫画がどこから読んでも面白いことと同様に、途中からダイヴしても問題ありません!
 付け加えるなら、毎号新たな読み切りや新連載が収録されていますし、続編ものについても冒頭にこれまでのあらすじや人物紹介が付いている作品もあるのでご安心だ。


どんなお話が収録されているの?

 ファンタジーやSF、時代劇に現代を舞台にしたもの、怪奇奇譚、そしてヒーローものまで、それぞれの作者が特異とするバラエティーに富んだ作品が揃っています。どの作品にもすごいアクションがあり、爆発があり、手に汗握るようなスリリングな展開やコンフリクトがあり、そして人や化け物が死ぬ! つまり、創作衝動に突き動かされたパルプの源流が流れています。

ここでは例として、私の過去の収録作を紹介します。

ダニエル探偵助手の怪奇事件調査ファイル FILE No.1
二度目の世界大戦を迎える前のアメリカ。それは娯楽に飢えた大衆を満足させるため、根も葉もないゴシップや都市伝説が紙面を賑わせていた時代。そんなある日、怪異・超常現象専門の探偵事務所を構える妙齢の女性と、その助手がとある寂れた工場を調査しに来ていた。そこで二人が見たものとは……!

無数の銃弾: VOL.1より

ディープ・ダイバー2041:前編
2041年。突如出現した異次元存在「ノード」によって、世界は大混乱に陥った。実体を持たない侵略者を相手に人類は為す術もなく敗北した…はずだった。軍事機密の深層解析ツール「ディープ・ダイバー」が流出していなければ。

無数の銃弾: VOL.2より

ディープ・ダイバー2041:後編
ディープダイバーによってノードを狩る3人の賞金稼ぎたちは、遺棄された都市の調査に赴いていた。中枢の研究施設に足を踏み入れた彼らは嬉々
として貴重な電子パーツを手にするも、最奥に潜んでいた新たな侵略者の姿に驚愕する……!

無数の銃弾: VOL.3より

旋光のスティグマ
それは聖夜の夜の出来事。異能カルト教団との戦いで命を落とした父の真相を追っていた少年はある男にたどり着く。それは父の戦友であり、少年の育ての親だった。贖罪と怨嗟が巻き起こる中、カルト教団が遺した禁忌の封印から茨冠の王が目覚める……!

無数の銃弾: VOL.4より

ビヨンド・ザ・トランスポーターズ!
遠い彼方、遥か未来の宇宙に戦闘機に追われる貨物船があった。可変人工生命体、気まぐれな魔女、家出した王女という癖のある乗組員を率いるハメになった船長ウィリアム・カーターは絶体絶命の危機を乗り越えられるのか!?

無数の銃弾: VOL.5より


この作者の他の作品が読みたい!

 巻末には各作者のnoteクリエイターページへリンクするQRコードが記載されています。ようこそ、パルプ小説の世界へ!


俺の書いたパルプを持ち込みたいんだが?

 よくきたな。「無数の銃弾」は新たなパルプスリンガーをいつでも歓迎しています。詳しい参加方法は公式HPをご覧ください。


未来へ

ここに掲載された作品以外にも、各作者は多くの作品を執筆しnoteなど各プラットフォームに投稿しています。我々の作品を通じて、あなたの生活に少しでもエキサイティングなエンターテイメントを提供できたなら幸いです。それでは、めくるめくパルプの世界へようこそ!



(終わりです)



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