アニメ『フリクリ』がきっかけでthe pillowsにハマった話

the pillowsは昔TV版『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』で第1話の主題歌を担当していたので知っていたけど、あくまで「ニンジャのアニメ主題歌担当アーティスト」程度の認識だったので（でも『Locomotion, more! more!』はマジでいい曲だしチョーカッコイイのは間違いない）、せっかくベストアルバムをレンタルしたのに全然聴けていなかった。

それが上のアルバムのせいでドハマりですよ。the pillowsチョーカッコイイ。『フリクリ』のことはぜんっぜん知らなかったんですけどね。『FooL on CooL generation』なんてアルバム名が最高にクール。

そんなわけで何の事前情報もなしにOVA版『フリクリ』を観たわけなんですが、めちゃくちゃ面白いんだけど意味が分からない。

地方都市・疎瀬に住む小学5年生のナンダバ・ナオ太は、ある日、謎の女が乗ったべスパに引かれてしまう。“すごいことなんて何もない”はずだったナオ太の周囲が、その日からあり得ないことだらけになる。ナオ太の頭から角が生え、さらにはロボットが出現。元凶の女・ハル子はケロリとした顔でナオの家に家政婦として登場。この女、いったい何者なのか？・・・

OVA6話を一気観した後の第一声の感想が「ペンギンの代わりにロボットとベスパとギターと海賊王を放り込んだ汚いペンギン・ハイウェイ」になってしまったのは本当に申し訳ない。いやマジで面白いんです本当です。

思春期特有の「あ……めんどくせ……」と思った瞬間を頭から生えてきたロボットがめちゃくちゃにブッ壊してハル子がベスパで突撃してギターで殴りつける！チョーカッコいいthe pillowsの曲をバックに完！×6話なので面白くない訳がない。あとめちゃくちゃデカいアイロンとかよく分からない秘密組織とかも出てくるけど、全ての終着点が究極的にナオ太とハル子の2人に収束していくので気にする必要ナシ！

劇中はthe pillowsの楽曲が使われまくりで、めちゃくちゃな話のラストに『LITTLE BUSTERS』をかければたちまち名シーンに早変わりするのは全くもってズルい。主題歌の『Ride on shooting star』も超クールで実写とアニメをミックスしたエンディングも最高オブ最高。

『フリクリ オルタナ』『フリクリ プログレ』も近いうちに観に行く予定ですが、その前にthe pillowsの曲もしっかり聴きたい。未だに新しくロックバンドを好きになれる余裕が自分にあって本当に良かった。

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あと、フリクリOVA版から今日に至るまでの軌跡を各種インタビュー記事で補完してたんだけど、各メディアやインタビュアーで掘り下げ方が微妙に異なってるのが読んでて面白かった。ここまでアニメとロックバンドがマッチしたことは今までにないのでは？

それにしても初アニメがフリクリだと感性拗らせそうで恐ろしい……