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遺言2
「あなた、いつ結婚するの? サッさとしなさいよ」
「いや、そう言われましても…」
と言うやり取りが毎日一回、必ずあります。お昼が一緒(食堂のような所で一緒に食べるスタイルです)になった時は、
「あら、こっちにいらっしゃいよ」
「あ…、はい…」
と言うのがほぼ確です。どこのお姉さんでしょうか(w;。これらのやり取りが嫌とかではなく、なんて表現すればいいか、難しいんですが全く悪い気はしません。
その他にも、色々な点に食い付いてくる(例えば、髪型がちょっと変、とか)ので、その度に「勘弁してくださいよ~」的な流れが、今思い返すと毎日コントの様でした。
それだけじゃなく、仕事なので時にはビシッと来る事もあり。私は結構頑固なので、最初は反発したりもするんですが、いつの間にか言われた通りにやっていたり。スジが通った意見は考えるとしっかり理由があって、やっぱ言われた通りにやった方が良い、と言う。
そんなある日、普段は4-5人で回している現場を、諸事情でおばあちゃんと私の2人で1日を回す日がありました。この時は、入社して半年経ったかどうか位だった筈です。この話、10年くらい前なんですが、それでも書けるほど覚えている出来事でとにかく、やってやってやってやって…
何とか回しきって、2人ともヘロヘロになった1日でしたが、自分で思うにおばあちゃんはこの時、「こいつは火力がある」と思ってくれた気がします。
と言うのも、1日数百人来るイベント事の準備を「あなたがやりなさい」でやる事になったり、他の人より数段早い段階で新しい仕事をしたり、とにかく、食い付いていくしかねぇ! で食い付いていきました。
今思うに、愛弟子だったのでしょう。入社から1年経つ頃に、仕上がりは雑ですが、おばあちゃんしかやっていなかった仕事を、自分で一応ゴール地点まで持っていけるようになりました。
その後、入社してから1年と少し経った時に…
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次回に続きます。
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