💬『努力』とは？

『努力』とは何か？

夢や目標を達成するために自分が持てる力を出し切ること。

わたしは約17年間水泳をしていた元スイマーです。

その間には「～するために努力します。」という言葉をよく使っていた覚えがあります。



最近、「努力とは何か？」と聞かれる機会がありました。

そのときにパッと出た答えは、
上に書いたように「夢や目標を達成するために自分が持てる力を出し切ること」なのですが、　
せっかくなのでこの機会に深く考えてみることにしました。

「努力」とは何だろうと考えれば考えるほど、
「努力」という言葉が使いやすいからという安直な考えで乱用していただけではないかと気づかされました💦

いかにその概念をしっかり考えた上で使っていないかが分かりました（ ;  ; ）

「努力」について考えてみた💡

私は水泳人生を通して出逢ってきた沢山の努力家たちを思い浮かべて、
改めて「努力」について考えてみることにしました。




考えてみた結果、、、

努力している人たちは傍から見たら「努力」と言われることを「努力」とは思っていないことが多いと思いました。

「努力」というよりは、夢や目標を達成するために必要なことを行っているという感覚を持っている気がします。

～～～～～


例えば、あるスイマーAが
「100m背泳ぎでタイムを5秒縮める！」という目標を立てたとします。


スイマーAは目標達成のためには、
① 苦手な飛び込みを改善すること
② 水中動作（バサロ）を速くすること
③ ターンを速くすること
の３つが必要だと考えました。

その中で、①の飛び込みが絶望的に下手で最優先課題だったので、
スイマーAはチーム練習後に毎日のように自主練習を行いました。


また、飛び込みが上手い先輩から直接コツを教えてもらったり、
自分の飛び込み動画とオリンピック選手の飛び込み動画を何度も見比べては改善を重ねました。


スイマーAは自分の飛び込み動画を見ていると、
ほんの少しづつではあるけれど
オリンピック選手の飛び込み方に似てきたと感じて嬉しくなったりもしました。


他にも、もっと脚力が必要だと考え、
自宅や練習前にスクワットを行ったりしました。

飛び込みの改善に勤しんでいる間、
スイマーAは周りから「頑張っているね」「努力してて凄いね」と声をかけてもらいました。

スイマーAは「ありがとうございます！」「まだまだです、もっともっと上手くなりたいです！」と答えました。


時に、「なんでそこまでするの？」と聞かれることもありましたが、
その時は「飛び込みが上手くなりたいんです！」と答えて、ひたすら飛び込み練習に打ち込みました。



その結果、
スイマーAは見違えるほど飛び込みが上手くなり、
①の課題をクリアしました。


②③の課題も同じようにクリアし、
次の試合で目標である「100m背泳ぎでタイムを5秒縮める！」を達成しました。

～～～～～

スイマーAのように、
努力している人は周りの人からは「努力しているね」と言われることがありますが、
本人は特段努力しているとは思っていなくて、「（目標を達成するために）当たり前のことをしている」という意識を持っていると思うのです。


また、自分が成長する過程を楽しんでいる人がほとんどでした。



そして、努力していると言われる人は、
後々目標に向かって進んできた過程を振り返るとあれが努力だったのかと気づくのではないかと思うのです。
気づかない人もいるかもしれないですが、、、🫢


努力している人のことを近くで見てきた人や応援してきた人は、目標に向かって進んでいる過程の中で、この人は努力しているなと感じると思います。


ここが努力している人とその周りの人の感じ方の違いなのかなと思います。




時々「努力している人は努力していると言わない」という言葉を耳にすることがあります。
私はその言葉に大いに頷きます。

（…が、私は努力していますと無意識に使っているかも🫨）

現時点での私が考える「努力」とはこんな感じです！


今後、この考えがどのように変わっていくのか楽しみです✨

皆さんが考える「努力」とは何でしょうか？？

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