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SL-1200MK4をゆるく音質改善してみる(1)

いきなり私事で恐縮ですが、冬に新型567感染してしまってからというもの、ずっと心身共に体調を崩したままです。色々とシンドイため、少しでも気を逸らそうと、1年先を考えていたレコードプレーヤー/サブ機導入を早めることにしました。
タイトルの通り、メインテーマはサブプレーヤーにSL-1200MK4を迎えたよ、ということと、音質改善してみたよ、という話です。その経緯と取組内容についてダラダラと書いてみました。

SL-1200MK4導入の経緯

実はサブプレーヤー導入計画は長い間あたためてきた計画でした(?)。
なんと言っても、
①いちいち複数カートリッジの付け替えが面倒である…特にMM型カートリッジとMC型カートリッジの付け替えでは、配線ごとの差し替えが大層面倒だったし、ピンプラグの故障、ケーブルの断線リスクがあった、
②サブプレーヤーには中古購入レコードの初通し係(つまりお掃除針として汚れをかき出してもらう)を担ってもらいたかったからです。
この2点の大前提に加え、③あまり高額でないこと<お財布事情的に…> ④音質改善のカスタマイズ性があること<G並の音質は無理だとしても、違和感なく使い分けができるようにする> を加えた4点を条件に選定した結果…そして運の巡り合わせで割安で買える商品を見つけられた結果(本当に価格って大事…)…SL-1200MK4をサブプレーヤーとして導入するに至りました。

素の音はどうか?

まずはスッピンの状態で音出ししてみました。カートリッジはオーディオテクニカのML170。パッと聞きはレンジを欲張りすぎないまとまりのいい音です。あつめの中低域に繊細な高域が上に乗ってくる、以前所有していたMK6と共通の音づくりです。が、僕のメイン機はSL-1200G。比較してしまえば中低域がもわっと膨らんでいるのがどうしても気になってしまいます。具体的には、ベース音の倍音領域を膨らませて低域を聴かせようとしているのでしょう、その副作用で男性ボーカルとベース音の音被りが起きてしまうのです。加えて、ボーカルの鼻声が強調されたような違和感(鼻炎持ち?)を感じてしまいました。あとは音滲み。

当然Gとはプラッター重量やターンテーブルの動作トルク、アームのつくり、強固なボディー等等埋めようのないファクターがあり、結果的にF特の再生レンジやダイナミックレンジがひとまわりふたまわり小さくなるのは致し方のないことです。

音質改善の方向性

Gとは埋められないであろう差、F特レンジとダイナミックレンジがあるのはわかりました。であればスッピン状態で感じたネガな部分を潰して、MK4のもつレンジをよりクリーンなものにしようという前提で音質改善を探ることに。
加えて、(体調が体調なだけに)いざとなった時に手放せる≒現状復帰できること、これも大事な方向性として考慮することにしました。(つまり、外部電源化のように、回路や電源にメスを入れないこと)


(Part2に続く…)

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