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イコライザー

監督:アントワン・フークワ
出演:デンゼル・ワシントン、クロエ・グレース・モレッツ、デイビット・ハーパー、メリッサ・レオ、ビル・プルマン

ロバート・マッコールはホームセンターで働きながら、夜はダイナーで亡き妻と約束した本を読んで過ごすという平穏な生活を送っていた。ダイナーで知り合ったコールガールのアリーナに危機が迫った時、ロバートは隠していた能力を使うことになるー

人生の指導者のようなデンゼル・ワシントン主演のアクション映画。
監督はアクション映画に定評がある黒人監督アントワン・フークワ(トレーニング・デイの監督)。共演に「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツ、Netflixドラマ「ストレンジャーシングス」で有名になったデイビット・ハーパー、メリッサ・レオほか

デンゼル・ワシントンの出演するアクション映画がたまらなく好きだ。

元CIA工作員だった過去を隠して静かに生きているロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)。ホームセンターの同僚たちの面倒をみたり、夜のダイナーで出会った孤独な少女アリーナ(クロエ・グレース・モレッツ)の話相手になって毎日を過ごしていた。ある日アリーナが客とのトラブルに巻き込まれ元締めに暴行される。彼女のため、街のためにロバートはCIAで培った能力でロシアンマフィアと対決することになる。

アクション映画だが実際はアクションシーンは少なくバイオレンスは一瞬で決着するし、圧倒的に終わる。マフィアのボスがいきなり家に現れたり、逆に訪ねていったりと意表をつく演出もおもしろい。アクションに至るまでのドラマの演出が巧みでシーンをを盛り上げながら、同時にその行為に対するやるせなさや切なさを表現している音楽も素晴らしい。


デンゼル・ワシントン演じる主人公は過去の裏家業の経験から影があり、人生を達観し何か諦めているような人物のように見える。アリーナを救うことで自分はこの後の人生で何をするべきかと気付き彼自身も救われることのなる。

「住む世界を変えろ。君はなりたいものになれる。」
デンゼル・ワシントンに言われると、確かにそんな気がする。
人は悩んでいたり、迷っているとき時に聞きたい一言を不意に言われると納得させられてしまう。

イコライザー3にダコタ・ファニングが出るとの噂

イコライザー2は微妙だったけど、現在3作目が企画として上がってるとのこと。かつてのトニー・スコットとのようにアントン・フークワとタッグを組んで行くだろうか。
67歳らしいがまだまだ彼のアクション映画がみたい。

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