顎変形症手術受けたよって話①(〜術後6日目)

!注意!
・汚い表現、不快な表現ありますのでご注意く      ださい。
・個人の体験ですので、全員がこうなるわけで      はないです。

どうも、御ハムです。
5月22日に顎変形症の手術(上下顎)を受けました。かなりキツイ手術でした、が術後6日目の今、山場を超えたような気がするので記録していきたいと思います。

手術日当日
10時入室のため朝7時から絶飲。9時頃、ソワソワし始め、ラウンジでひとりで「今から手術、怖いですよ、クゥ〜」みたいな動画を残しておく。9時半に家族と合流。全身麻酔は初めてではないが、いざ手術室にはいると、あまりの恐怖で泣く(大の大人)。自分で決めたことなのに「処刑台ってこんな気分なのかな」とか思う。近くの看護師さんに「手握ってください」と懇願する。
前回の全麻では一気に意識を失う感じだったが、今回はぼやーっと意識を失っていった。少ししてまたぼやーっと視界が開けてくるともうすでに手術が終わっていた。近くに誰かの手があり、本能的に「夫のだ!!!!!」と確信し握りしめる。実際合っていたようで、この尊いエピソードは後世まで語り継ぎたい。

地獄のHCU


もう書き出したくないくらい地獄。身体は動かず、動けば吐き気、管だらけの姿は地獄絵図である。
「いま何時ですか(6時くらいか…?)」
『夜中の1時半ですよ』
「ヘェア」
みたいなことを延々繰り返す。何回もナースコールしたん吸引、口を濡らしてもらう。ナースコールを1度見失い、「ナースコール…ナースコール…」と呟いていたら、向かいのベッドの人が代わりに呼んでくれた、本当に神様だった。
朝が来て、外来に向かう準備をする。まず起き上がること自体が困難。起きて何度か嘔吐する。過去記事参照だが、筆者は嘔吐恐怖症持ちで、今回、実に20年振りの嘔吐であった。吐き気でパニックなどにはならず、苦しいよりも、身体が出そうとしてることに身を委ねるしかなかった。出た時も「あ、出ました」みたいな感じだった。おそらく胃に溜まった血を吐いたのだろう、それを機にすっきりし、その後吐き気などはでなかった。

実際、手術時間は予定より短く終了し、出血量も少なかったと。かみ合わせもばっちりだと言われた。先生はすごい。

術後一日目(23日)
痛み止めのせいかとにかく眠い。スマホをさわる元気などなく、腫れているのかもよく分からない。フラフラとし、歩いて移動はかなりきつい。夢か現実かほぼ分からない状態。鼻づまりがひどく口呼吸しかできず、呼吸困難になることを恐れながら1日過ごす。

術後2日目(24日)
これまた眠い。前日よりも歩いて移動することへの負担は減る。重湯スタートし、思いのほか食べれる。口呼吸のため、夜中途切れ途切れしかねれず、口の中の気持ち悪さで起きる。

術後3日目(25日)
前日よりも意識がはっきりしてくる。と同時に身体のしんどさ、顔の重さ、腫れをひしひしと感じ辛い。夫の見舞い、大変嬉しかった。面白い人だから(笑わせている訳では無いが)、笑いこらえるのに必死だった。

術後4日目(26日)
点滴抜け、刻み食開始。胃腸の調子が良くない。相変わらず身体のだるさはあるが、鼻づまりは徐々に解消されつつある。美味しいものを食べる夢を繰り返しみて、起きた時の口の中の気持ち悪さにうんざりすることを何回か繰り返す(これが結構きつい)。唾液も溜まるし…。

術後5日目(27日)
なんとここで一番の鬱がくる。胃腸も良くないし、なんか身体だるいし、腫れも引いてんのかわからんし、上顎の飲み込む部分が麻痺してて気持ち悪いし……そして痛みがMAXできたのである。術後3日が山場ってきいてたのに!と、個室で1人でメソメソ泣く。痛み止め変えてもらったことで痛みマシになり、家族にも連絡し、メンタル回復する。

術後6日目(28日)
口の中の気持ち悪さはありつつ、痛み止めも効いてくれてちょこちょこ寝れる。お昼に肉料理が出てきたことでメンタル回復し、三つ編みにする余裕もでてくる。こうしてnoteに書く余裕も出るくらいには気持ちが楽になっている。父にマッサージしてもらい、身体が軽くなる、まじで感謝…

こうして書き出してみれば、少しずつ回復をしているようにも思える。車椅子でしか移動できなかったのが、数日後には散歩と称して売店まで行けるようになる。人間の回復力を侮ってはいけないと感じる。実際、HCUにいた時はもう殺してくれと思うくらい辛いはずだったのだが、ほんやり記憶が薄れつつあるのも事実。