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謎の検証

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都市伝説、絵画、さまざまな出逢った謎と向き合い、検証するマガジンです。
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聖アンナと聖母子:ダヴィンチコード

久々の絵画分析、今回は聖アンナと聖母子をやっていく。 モナリザ、洗礼者聖ヨハネと共に、レオナルド・ダ・ヴィンチが最後まで持ち続けた作品が「聖アンナと聖母子」である。 今回はここに含まれるコードを見ていこうと思う。 もとはサンティッシマ・アンヌンツィアータの祭壇画として依頼されたものだった。マリアの母である聖アンナ(奥)、マリアとイエスという、モチーフとしては親子孫三代の家族絵となる。聖家族をテーマにした作品としては、他にミケランジェロやラファエロのものも有名だが、そこではマ

アタカマヒューマノイドの考察

アタカマで発見された体長15cmほどのミイラのニュースで、2018年続報があった。 身体的な人間との相違としては、チューリップのつぼみの先がとがったような頭蓋骨、肋骨が10対(人間は12対)しかないこと、があげられる。 レンドゲン確認でも内蔵がきちんと存在していること、歯が永久歯であること、などが確認されていた。 分析までの経緯は下記の通り。 ちなみに、アタカマで発見されたミイラとそっくりのものがある。 アリョシェンカだ。 2つは同種のケースなのか検証してみようまず両者の

海底の痕跡

過去、未来、現在。 さまざまな軸がレイヤーとして重なるこの多次元世界では、時空を超えた痕跡は、ときに信じられないほどのインスピレーションやブレイクスルーポイントを与えてくれる。今回はSFをテーマにしたゲーム、「Horizon Zero Dawn」の視点を持って、いにしえの痕跡を辿ってみたいとおもう。 今現在のこの時代。 我々は知的生命体としては果たして何代目なのだろうか。 (知的生命体というには痴がましいレベルなのかもしれないが) 足元には気づけずとも、天の目を使えば見える

フルール・ド・リスの写真の謎

数年前、ある日本の集落を歩いていたとき、たまたま電信柱に貼られていた写真に目が止まった。 たった1枚、この写真が無造作に貼られていた。 雨風にさらされているようで削れて欠損している。 貼られてからしばらくは経っているようだ。 この写真を見てまず咄嗟に思い出したのは、cicada3301。 10年ほど前にネットを賑わせた謎の暗号だ。諜報機関が人員を募集するために行なったなど諸説あるものの、結果としては謎のままだ。 暗号を解くとまた次のヒントや暗号が表示されていく。 その中には

タイムトラベラー セルゲイ

タイムトラベラーの話はいまも絶えることがない。 彼らは本当に時を超えてきたのだろうか。 今回は2006年に現れたキエフのトラベラーを考察してみる。 キエフに現れた謎の男性2006年4月23日、キエフにある男が現れた。 古臭いファッションに身を包み、アンティークなカメラを手にしている。 不審に思った警官から身分証明書を出すように言われ、彼が提示した証明書は、ソ連からウクライナが独立する前に発行されたものだった。 この身分証明書が正しければ2006年当時は74歳のはずである。

最後の晩餐:「パン」で解くダヴィンチコード

今回はこのダヴィンチコードについて「パン」を使った考察をしてみます。 描かれているシーンまずは、登場人物と描かれている内容を見てみよう。 聖書のフレーズ次に、該当のシーンについて述べられている聖書の記述を確認してみよう。 イエスの愛しておられた者というのが、今「ヨハネ」となっている女性のように見える人物だ。 同じテーマについて描かれた他の絵画ではイエスの左側の胸元によたれかかっているものが多い。イエスとヨハネの間は不自然にはなれており、胸の近くによりそっているとは全く見