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確変の2019年。やりたいことは大抵やった

2019年のはじめ、僕は今年は「確変の年になる」って宣言してました。(その元Tweetが発見できなかったけど、ことあるごとに確変を実感してました)

なぜ確変なのか。何の根拠もないのですが、なんか2019年はインパクトの大きいことがたくさん起こるだろうなって、直感的に思ったんですよね。

そんな僕の2019年。確変というべき様々なことがおきたので、それをまとめて2019年を締めたいと思います。


【確変①】横瀬町のarea898がオープン

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2019年の大きな出来事の一つといえば、オープンアンドフレンドリースペースarea898(エリアはちきゅうはち)のオープン。

コミュニティスペース、コワーキングスペース、イベントスペース…どの言葉も当てはまらないけど、どれも正しい場所。地元有志のメンバーで、リアルな場所を作ってコミュニティを加速させたい…!ということで、横瀬町の「よこらぼ」に提案・採択いただき進めた案件です。

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もともとは僕は思いつきで考えていた「仮想地域YOKOZE-MACHI クラウド自治体構想」をSNSで発信したことがきっかけ。

実際にこのような仕組みができないものか、と町の人たちで議論をし、まずはリアルの場を作り、これまでに醸成されたコミュニティをさらに加速させようと、この場所を作る運びになりました。

計画自体は2018年の夏くらいに決まったものの、場づくりのベースになる農協直売所跡地の調整に時間がかかり(ご尽力いただいた町役場の田端さん、本当にありがとうございました!)、実際に現地の内装工事にとりかかれたのが2019年の1月でした。

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予算をかけずにみんなで場を作る!ということを掲げ、3月末の仮オープンを目掛け、たくさんの人たちでこの場所を作り上げていきました。

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area898名物のブランコも、現地にあった貨物用のパレットを改造して作ったもの。大人が2人乗ってもびくともしないしません笑

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巨大スクリーンは、地元のお店から譲っていただいた巨大な白い布を使った手作り。映像を大きく写して、派手にプレゼンもできちゃいます。

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area898に入るとすぐに目につくこのショーケースは、農協直売所時代に米櫃(こめびつ)として使われていたものを改造して作ったものです。横瀬の作家さんの作品や地場産品(紅茶など)を飾って、横瀬のモノづくりをここから発信しています。

こうして、area898は2019年3月にひっそりと仮オープン。これまでに様々なイベントや交流がこの場で行われてきました。

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area898の記念すべき第一回イベントは、はたらくを考えるキャリア教育「はたらクラス」。大勢の人が集まりました。

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ランチ会なども開催。

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オープン当初はイベント時だけ場所をあけ、徐々に慣れてきた頃に毎週金曜日をオープンデーとしました。「関わる人たちが息切れをしないように徐々に進めていこう」という思いから、「いつでも開いている」というコンビニ的な発想をやめたんですよね。

area898を作るのにかかった予算は約70万円。ランニングコストも約3万円で、無理なくずーっと続けられるようなサステナビリティに富んだ場所なんです。

この場所作りの話だけで2時間くらい喋れるわ。多分、地方における場作りの成功事例として、めちゃくちゃいい素材だと思います。


【確変②】出身高校のWebサイトを作る

これまでも様々な仕事を手がけてきましたが、自分の出身高校のWebサイトを作る日が来るとは思いもしませんでした。

今年作ったWebサイトの中でも、特に思い入れが強い仕事です。

県立高校だというのに、ブランディングにちゃんと予算をかける判断をした秩父高校さん、まじであっぱれです。

ちなみにこちらが旧サイト…どうです?もはやサイトが確変してるでしょ笑

さて、この秩父高校のWebサイト。当然僕1人の力では作れません。デザインは同じ秩父高校出身の84kenさんの会社「スキーマ」さんに依頼。素敵なデザインを仕上げてくれたのは、スキーマが誇るスーパーデザイナーのサリーちゃん

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このサイトの一番の目玉はこれ、卒業生紹介コンテンツ!なんと秩父高校を卒業した人たちが、どんな進路を歩んだか、今何をしているか、それらがわかるコンテンツなんです。

高校生のうちはまだ「働く」なんてことをイメージしづらいと思うのですが、母校を卒業した人たちがこんなことをやってるんだよ、って知れることは、生徒にとっても選択肢の幅を広げる一つの要素になるんじゃないかなって思います。

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ちなみに、TOPページのメインビジュアルで登場する方は、モデルの松本さえ子さん。舞台などで活躍している素敵な方です!(秩父高校出身ではないですw)

そんなこんなでリリースした秩父高校のサイトは、ほんとたくさんの人に評価いただきました。母校のWebサイトを作るなんて経験、普通にWeb制作をしているだけじゃできないですからね。

地域にコミットしてクリエイティブをやる大きなメリットだと思いました。

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ちなみに、秩父高校さんとはWebを手がけてからも様々な接点があり、つい先日は1年生を対象としたキャリアの授業をやらせていただきました。

目がキラキラしてて、なんか新鮮だったなあ。楽しかったです!これも確変だな、間違いなく。


【確変③ 】宇野常寛さんの番組に出演する

ネット界隈では圧倒的な著名人である宇野常寛さんのネット番組にお呼ばれして、千葉・金谷の池ちゃんと一緒に「田舎フリーランス」をテーマに、話して参りました。

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いやあ、まさかまさかのそのまさか。宇野さんと一緒に番組に出る日が来るとは。ですよ。

宇野さんとは今年に入って「遅いインターネット計画」のWeb制作でご一緒しまして、2020年の2月にはついにリリースできそうな予感です!

まあ、そんなご縁あって、雲の上かと思っていた人と一緒に仕事ができるようになったってのも、ほんと2019年が確変の年であったことを象徴しています。

PLANETSさんの公式Twitterに、僕たちのやりとりがサマリーでまとまっていますので、ぜひ。


【確変④】サウナ・サウナ・サウナ

まあ、これですよね、2019年は。2019って書いてサウナって読むんじゃないんかな。それくらい確変を起こしましたよ、サウナは。

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もともと、サウナ自体はとても好きで、ジムの後によく入っていたんです。それこそ10年くらい前かな。もちろんサウナ→水風呂→休憩、の3セットで入る感じです。

そのころはまだ「ととのう」という言葉がなくて、「頭がポーッとしてくる」なんていいながら入ってました笑

それが2019年2月、地元仲間の84kenさんからグループメッセに「サウナやばい!気持ちいい!」みたいなメッセージが突然送られてきました。

サウナがもともと好きだった僕からしてみれば「いや、気持ちいいよ、知らなかったの?」みたいな感じだったのですが、そこからの展開がクッソ早かった。

その辺りの様子は、昨日84kenさんが書いたnoteにまとまってるので、ぜひ合わせて読んでみてください。


そんなこんなで横瀬の地元チームでサウナが始まったのは2019年4月。横瀬の近くのときがわ町で行われていたテントサウナのイベントに参加したことが発端です。

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平日の昼間だってのに、地元メンバー4人で向かい、そこで出会ったテントサウナに僕たちは打ちのめされました。

「自分たちもテントサウナほしい!」ということで、その場でテントサウナ購入を決め、ゴールデンウィーク前には地元でテントサウナをはじめました。

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地元に届いたテントサウナを、サウナ販売代理店のメトスさんに教えてもらいながら、せっせと組み立て練習をしたのを覚えてます。

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これが、川とサウナのテントサウナストーブに灯された初めての火ですね。なんか感慨深い…

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4月の下旬。まだまだ肌寒い中、僕たちは初めて横瀬でテントサウナをやりました。全てはここから始まりました…


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「川とサウナ」というブランドを立ち上げ、ロゴまで制作。(ロゴはmalme.designの吉田さん作)

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そして5月には「川とサウナとバーベキュー」を初開催。

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河原でサウナに入って、水風呂がわりに川に飛び込む…!という新しい体験に、多くの人が歓喜し、次々にととのって行く姿を今でも鮮明に覚えています。

横瀬にやばいキラーコンテンツが生まれてしまった…そうはっきり思いましたね。


その後、川とサウナはどんどんと加速…!幻冬舎 箕輪厚介さんも「川とサウナ」を体験し、ここから頻繁に川とサウナに通っていただけるようになりました。

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箕輪さんとこの距離感でふつーにサウナを楽しめるの、まじで奇跡すぎません…!?

川とサウナは、開催回数を重ねるごとに参加者が増え、同時にサウナの数も増えていきました笑

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1台からスタート川とサウナも、8月にはなんと3台体制に…!この時が最高人数の50名だった気がしますね。いやあ、ぶっちゃけこの頃は結構大変だったw楽しかったけど!

「川とサウナ」の噂は次々に広まり、音楽フェスの出店依頼までくるようになりました。

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山梨の音楽フェス「sakazuki」に出店した時の様子。フェスの関係者、来場者が次々にサウナを体験し、サウナの素晴らしさに感動していましたね!

ああ、この日も最高だったなあ〜

川とサウナ、止まることを知らない破竹の勢いでした。

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9月の頭には、なんとホリエモンと一緒に川とサウナをするという、奇跡のような体験が…今までどんなサウナに入ってもととのうことはなかった、というホリエモンが、川とサウナだけはととのう、と明言したほどです。

最高の体験でした…!


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秋に突入しても、川とサウナの勢いは止まらず、ついには「川とサウナと蟹」という謎のコラボ企画まで生まれました。

詳しくはこちらのレポートを!まあ、ただただ蟹が食べたくなるだけのレポートですけどねw


川とサウナは、通常の河原でやるのも最高なんですが、僕たちはさらに高みを目指しました。そうして生まれたのが「川とサウナ 〜プラベートディープサウナ ver〜(略してPDS)」。川の源流までいき、生活水が一切流れていない極上の河原にテントを立てて、最高のととのい体験を作ることに成功したんですね。

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誰にも邪魔されない、僕たちだけが知っている極上の「川とサウナ」。値段をつけたら、20万円か30万円か…それくらい、他では実現し得ない環境がここにあるんです。

ああ、PDSやりてぇ…


あと、冬にはね…こんなのもやったのです。花火見ながらサウナ笑

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年末の忙しい時期なのに、箕輪さんもきてくれて、ほんと、最高の体験でしたわ…


さて、川とサウナの評判が日本全国に広がっていく中、僕たちは次のフェーズを目指すべく「いよいよ、本場フィンランド行っておいた方がよくねw?」みたいな話が、仲間の中で上がりました。

そしてついに…!11月下旬に、川とサウナチームは日本を離れ、フィンランドへ飛び立ったのです。

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僕たちは、フィンランドで実に10個以上のサウナを訪れました。

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首都ヘルシンキ市内にある、ヘルシンキ最古の公衆サウナ「Kotiharju Sauna(コティハルユサウナ)」

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若者や観光客に人気のモダンなサウナ「LÖYLY(ロウリュ)」

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現存するフィンランド最古のサウナ「ラヤポルティサウナ:(Rajaportin sauna)」

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24時間誰でも無料で入れるザ・ソーシャルサウナ「SompaSauna(ソンパサウナ)」など。

フィンランドの体験はあまりにも濃すぎて、あまりのも意義がありました。人生でもここまで最高のインプットができた旅は初めてだった気がします。

フィンランド視察については、サウナの相棒84kenさんと「サウナ視察(サ察)報告会」をやっているので、そのアーカイブをぜひご覧ください。


フィンランドから帰ってきた僕たちは、明確な目標を作りました。
それは「横瀬町に常設のフィンランドサウナを作る!」です。

これは2020年の具体的な目標でもあり、僕たちがやらねばならないこととでもあります。絶対に作る、死ぬ気で作る!!


あわわー…かなり出来事を絞って書いたはずなのに…もうあとちょっとで5,000字ですよ。濃かったんだなあ、やっぱ確変起きてたなあ…振り返りながらそんなことを思いました。

2020年の目標とか行動指針をまとめてnoteを閉めようと思ったのですが、もうさすがに書くの疲れたので、振り返りだけでやめておきます笑


今年もたくさんのかたに助けていただき、遊んでいただき、楽しませていただき、僕の人生における最高の1年になりました。

ぶっちゃけ2019年はサウナがなかったら何が残ったんだろう…ってちょっとゾッとしますが、それもまた人生。最高の一年になったことを喜びながら、来年に向けてまた気を引き締めていきたいと思います。

それでは良いお年を!


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