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精神分析的臨床のフロントライン (4)


日本心理臨床学会:第43回大会WEB大会 自主シンポジウム032
日時:2024年 9月22 日 (日 ・祝 ) 19:15 ~ 21:15@ZOOM

コーヒ ーブレイク×私たちは何を考えているか×ブリコラージュ

 心理臨床の仕事が広く知られるようになって 、従来の個人療法モデルに収 まらない領域や現場に臨床の裾野が広がり、さまざまな現場やクライエントに相まみえるようになった。「臨床現場の前線」はニーズも未分化で、周囲からの期待や要求が渦巻き、個人療法や内省とはほど遠い荒野でもある。「臨床現場の前線」と「精神分析の前線」が交差する場に現代の「精神分析的臨床のフロントライン」がある。 
 これまで、シンポジウムを続ける中で見えてきたのは、フロントラインの仕事は現場に出向き、そ こに あ る も の を 使 っ て、 目 の 前 の 問 題 に 取 組んでいく手仕事だということだ。人類学者のクロード・レヴィ゠ストロースはそれを「ブリコラージュ」と呼んだ。手元にある端切れや端材で当座の役に立つものを作る。現場に身を投じ、自分自身もまた素材の一つになる。フロントラインの 仕事とはそのようなものであるのかもしれない。
 第4 回は、コーヒーブレイク (小休止)とし、これまでの登壇者が集まり、それぞれの頭の中をお話しする。何を考えて仕事しているのか。 それを聞いて、皆さんにも対話に参加してもらえたら嬉しい。でも聞いているだけでもいい。多くの方のご参加をお待ちしています。

企画
・木下直紀(聖マリアンナ医科大学病院精神療法・ストレスケアセンタ ー)
司会
・重宗祥子(さちクリニック )
・森一也 (南青山心理相談室・京都大学大学院)
話題提供
・日置千佳(東京都公立学校スクール カウンセラー/あざみ野心理オフィス)
・坂口 正浩 (川 崎 市 中 部 児 童 相 談 所 )
・岩倉拓 (あざみ野心理オフィス)
・木下直紀






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