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『外れたみんなの頭のネジ(1)』/洋介犬

自分の街の住人が狂ってるんじゃないかと気付き、疑いを持った女の子が主人公で、いつのまにかカバみたい悪魔のベヒモスが部屋いて同居することになってる。そのベヒモスに、住人が狂ってるっていう証拠を見せるために調査していく流れで、1話1話進んでいく。1話ぶんのエピソードは短く、それぞれに怖い見せ場を用意してくれる。

が、その連なりの中に、野太い何か、もっと恐ろしいものが進行してる風でもなく、単発単発の威力は弱く感じられ、個人的には帯で謳っているほど怖いものでもない。

ただ終盤、いつから街がおかしくなってきたのか?という最大の謎に向かっていくストリームができて、そこからはちょっとだけサスペンス。6月13日が問題だったみたいど……これってなんだったんだっけ?忘れてしもうた(~_~;) つづく!って感じで持ちこされてしまったんだっけなあ。気持ち悪いのとか、ぐろいのとか、平気なら読んでみても、くすくすくらいはできるかと。

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。