電車はformalな場であるか
世代による価値観や考え方の相違は様々な場面でみられますが、特にそれを感じるのは電車が「formalな場」であるか否かという考え方の違いです。
あくまでも私の経験に限った話ですが、現在の10代・20代と60代以上の年齢層での捉え方の違いを強く感じます。
前者は後者ほど電車内をformalな場として考えていない印象があります。
電車内は面接会場でもなければ格式高いパーティでもないし、目上の方にお会いするための場所でもありません。
あくまでも毎日のように利用する交通機関です。
家の中か外かという認識では電車内も公園もスーパーも遊園地も全て家の外ですから、電車内だけ特別であるという認識はないでしょう。
夢の国に遊びに行くときもわざわざ電車を降りてから着替えたりはしません。
それに対し後者はかなりformalな場と考えているように感じられます。
電車に乗るときはきちんとした服に着替えるべきだという意見が目立ちます。中にはスーパーや路上では構わないが、電車に乗る際にはよそ行きの服に着替えるべきだという声もよく耳にします。
このことから後者にとって電車という「場」は、スーパーや屋外に比べかなりformalな場であることがわかると思います。
これに対し、若者ファッションへの理解がないのだという声も聞いたことがあります。
確かにファッション自体の問題もあるでしょうが、私は「場」に対する価値観の違い、ここではformalさの違いが大きく働いているのではないかと思います。
このような相違には歴史的背景、時代ごとの生活スタイルや文化の違いが影響していると考えられます。それはこれまでも、これからも。
我々の「それ」を批判する誰かが批判するのは「それ」でないかもしれない。
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