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あざえ大全

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ちょっとだけ真面目な記事のまとめです。
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#芸術

陶酔 『アデル、ブルーは熱い色』(2013)より

私がこの映画を観たのは半年ほど前のことなのですが、ふと思い出すことがあったので、この気持ちを書き記しておきたいと思います。 この作品は2013年に製作された、アブデラティフ・ケシシュ監督によるフランスの映画です。 ヨーロッパらしい、フランスらしい、哲学に軸を置き展開する、非常に文学的な芸術作品だと感じました。とても美しくもリアルだった。 私的解釈で簡潔に述べると、美大生に哲学の手ほどきを受ける文学少女が描かれています。 主人公のアデルはあと少し何かが違えば、爆発的な何

自信あるものほど不発

タイトルの通り、何をするにあたってもこれがあてはまると感じるのですがみなさんはどうでしょうか 個人的には芸術・表現に関することにおいてこの傾向は著しいと感じます 音楽では、「今回は良い方じゃないかな」と思ったときに限って受ける評価は最悪だったり 作文や感想文では、これといった感想がないから「こんなもんでいいいか」と何気なく書いた文章が褒められたり 写真では、自分が撮ってあまり気に入らなかった写真が好まれたり ここnoteでも「眠くなる顔」などが比較的伸びていてびっく