お知らせ 文学フリマ福岡10に参加します！
来たる10月27日に博多国際展示場＆カンファレンスセンター3Fホールで開催される文学フリマ福岡10に出店側で参加することになりました。
文学フリマとは
文学フリマは、作り手が「自らが〈文学〉と信じるもの」を自らの手で作品を販売する、文学作品展示即売会です。
小説・短歌・俳句・詩・評論・エッセイ・ZINEなど、さまざまなジャンルの文学が集まります。
同人誌・商業誌、プロ・アマチュア、営利・非営利を問わず、個人・団体・会社等も問わず、文芸サークル、短歌会、句会、同人なども出店しています。参加者の年代は10代〜90代まで様々です。
現在、九州〜北海道までの全国8箇所で、年合計9回開催しています。
文学フリマ福岡10について
開催 2024年10月27日(日)時間11:00〜16:00(最終入場15:55)
入場料 無料
出店 約340出店（370ブース）
会場 博多国際展示場&カンファレンスセンター 3F 全面
出店情報について
文学フリマwebカタログ https://c.bunfree.net/c/fukuoka10
出店名 伊早堂（いはやどう）
出店者 伊早 鮮枯（いはや あざこ）
カテゴリ 小説｜百合
場所 B-36（3F）
ひとりサークルですが、売り子の友人と一緒に参加する予定です。
どうぞよろしくお願いします。
頒布物について
タイトル 短編集 恋情以上、百合未満 現代編
サイズ B6（文庫サイズ）
ページ数 164P
ジャンル 百合
値段 1000円（予定）
タイトルの通り、オリジナル百合CPの短編集です。
甘々やイチャイチャなのをお求めの方には少し物足りないかもしれません。
基本CP成立直前までの二人組のお話。
ほのぼのとした雰囲気の読みやすい仕上がりです（多分）。
サンプルは以下
アオイカズラ 電車で本を読む少女と通勤女性の話 …P7
シュンラン コンビニバイトとお疲れ女性の話 …P45
ウノハナ 駄菓子好きな女性と看板娘の話 …P68
ユキヤナギ デキる女と自堕落作家と養女の話 …P93
ミカン 男装ゴスと甘ロリの少女たちの話 …P107
クルミ 視える少女とつかれた家庭教師の話 …P123
ハマナシ 体操服と女子高生の話 …P137
スイカズラ 幼馴染の女子高生の話 …P147
あとがき …P159
葛がその女性に気付いたのは高校に入学して電車で通学をするようになってすぐのことだった。
席を確保してすぐに鞄から取り出した文庫本を開こうとして栞がひらりと逃げ出したのを拾ってくれたのが彼女だった。
たったそれだけ。
たったそれだけだったが、葛はなんだか照れてしまって満足にお礼も言えなかったのが悔しくて、それからお礼を言う機会を探して見ていたのだが、気付いたらそれだけではない気持ちで彼女を見ていることに気付いた。
多分、憧れ。
だって彼女の凛とした佇まいは葛の理想の女性像そのものだったのだから。
淡い恋にも似たその気持ちは胸にしまい込んで、葛はたった十五分だけ遭遇するその女性を文庫本越しにこっそりと眺める。
いつしかそれが、葛の毎朝のルーティンになっていた。
春の初々しい陽気も過ぎ去りつつある初夏めいた朝。
CP成立直前のほんのり甘いもだもだした空気が好きだ！
物理的イチャイチャは少し苦手だけどほのぼのとした百合が読みたい！
もういっそ女の子たちが並んでるだけでもいい！
……そんな方にオススメする一冊です。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
この記事を読んで伊早の短編集が気になった方、伊早の作品はどうでもいいけど文学フリマに興味を持ってくださった方、是非ぜひ、10月27日に博多国際展示場＆カンファレンスセンターへお越しくださいませ！
わたしを含めた370以上の文学を愛する人々がお待ちしております！
この記事が参加している募集
よろしくお願いします。