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昭和の群像を料理する。

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激動の昭和という時代を生きた人々を妄想しながら料理した記録。
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記事一覧

アナウンサーたちの戰素麺坦々

頂いた素麺がまだまだ残っているが、そろそろ冷たい麺の季節も終わる。 ということで温かく料…

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枝豆麻婆茄杉原千畝

茄子を多く頂いたので、今年は麻婆茄子をよく作った。 肉食を控えているので粒状大豆肉を使う…

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秋刀オク円事件

秋の味覚、秋刀魚がそろそろ出始めた。去り行く夏の野菜、オクラと合わせて料理しながら、昭和…

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じゃがポター柔道一直線

大量に頂いたじゃがいもを消費するための料理をしながら、スポーツを通じて日本や世界を良くし…

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ヴィーガンマ吉川英治

剣豪と聞くと多くの日本人が思い浮かべる人物は宮本武蔵。 歴史に興味ない人でも名前位は聞い…

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ブー丹波哲郎

「人が死んだら、どこへいく?」 エマダツィという青唐辛子のスープを知る。ブータン料理らし…

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尾崎豊きびバーグ

「僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない」 たかきびを料理していると、ふと頭に尾崎豊の歌が。 彼の歌や生涯に感じるものがあった身としては、思うことを少し書いておきたいと思い立つ。ということで尾崎豊を妄想しながら、たかきびハンバーグを作った記録。 たかきび  120g 粒状大豆肉 100g 卵     1個 ナツメグ  小匙1 胡椒    少々 塩     小匙1 米粉    大匙2 昭和四十年(1965)東京都に誕生した尾崎豊。 次男でしたが、兄が買ったものの使わずにい

豆腐カプレーゼリーの正体

「FM東〇、腐ったラジオ。FM〇京、最低のラジオ。おピーんこ野郎」 そんな歌を熱唱する映像を…

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石原裕次郎ズマリー蕪

近隣の農家から蕪を頂くことがある。旬をそろそろ過ぎようとしているが、まだまだ美味しく頂け…

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老いる探偵、オイタンとでも呼ばれてろ

昭和の時代に始まり、令和の現在まで新作が作られる映画に登場?した料理を自作しながら、映画…

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金子み鈴廣きんぴら

小田原に老舗蒲鉾屋の鈴廣あり。 旅行業界に身を置いていた頃、よくお客様を鈴廣へとご案内。 …

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葱タレ豆腐屋の四季

どかた家の食卓によく上る食品に豆腐がある。 氣が向いたら自分で作ることもあるけれど、所詮…

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鯵(フライ)サンド

福岡県内の彼方此方で目にした食べ物、というか名前があった。 九州では今、アジフライが熱い…

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いも山事件

同郷の大作家、松本清張の小説によく登場する料理に『いもぼう』がある。 京都の料理で海老芋と棒鱈を煮たものらしい。 実際に食べたことはないし、暫く京都に行く予定もない。となれば自分で作るしかないでしょ。ということで似た物を想像で作りながら、日本を覆う黒い霧について妄想した記録。 里芋  5個 棒だら 1尾分 出汁醤油 200ml 水    200ml 酒    100ml 海老芋とは里芋みたいな物らしいが、関東の田舎では手に入らないので里芋使用。 多くの推理小説を遺した清