007「やりたい人が知りたい、在宅デザインの仕事内容」

こんにちは、ママイラストデザイナーAzuです。
今日は「在宅WEBデザインの仕事」について話します。

いろんな理由から「在宅」で「WEBデザイン関係」の「仕事」がしたい。
と思い立ち、勉強を始めた、そこのアナタ。

「在宅WEBデザインの仕事」って「なんですか？」

何をやってお金をもらおうと想像してますか？
まず、そこですね。

漠然と「デザイン」で仕事取ってお金にするんだ〜割りがいいらしい。
という思考なら。毎月0円〜3,000円くらいです。

月5万を目指している人が多いように感じる今日この頃のTwitter。

それは。結構、ハードルの高い目標です。

1)在宅で行う、デザイン業務（多少のお金になるやつ）

さて。別noteで最低限必要なデザイン技術についても書きますが。

まずは、食えるのか食えないのか。お金にできるのかできないのか。
そこが大事ですね。

お金にならない努力は「在宅でお金もらいたい」目的からすると本末転倒な行動と結果に繋がりますからね。
ここでは、それ勉強して時間を投資して「金」になるのか？できるのか？を話します。
そこ、大事ですね。好きや趣味でやりたい人は別の人のnoteなどを読んでください。
私が書くのは（今回）そこではありません。

2)だいたい在宅・派遣・バイト業務をやって稼ぐことになる。

中堅株やプロなら出向だヘルプだ契約だ、とありますが。
ここでは「これから」の人向けなので、省きます。

【WEBサイト制作】
＊派遣デザイン業務
＊バイト業務（基本補佐から）
∣
⊢通常サイト作成（一部・全部・修正）
⊢LP特化（セールスコピーなど販促知識必要）
⊢バナー特化（コンポライアンス知識必要）
⊢ショッピング（画像加工〜管理まで含む場合あり）
∟インハウスなど

＊クラウドソーシング（ネット登録系）
∣
⊢ショッピング画像特化
⊢イラストカット特化
⊢ロゴ・キャラクターデザイン
⊢文章特化（文字ビジュアル・HTMLメルマガなど）
⊢通常サイト作成（一部・全部・修正）
⊢LP特化（数少ない）
⊢バナー特化（コンポライアンス知識必要）
∟ショッピング（画像加工〜管理まで）

…他にもあるのですが、私の経験上では、最初の人が拾おうとすると、この辺がザクザクっと出てきます。

3)サイト制作全部、とは話し合いも登録も全てを含むことです。

さて、ここで。
「通常WEBサイト作成」ですが。
一部と修正の場合はページを作成する、だけを意識した勉強で構いません。
が、全部となった場合。

「全部」です。

全部＝サイト案・構築案・登録作業・制作・交渉・進行・監修・アフターケアです。

・HTML,CSS,JavaScript、jQuery等が何かわからない
・イラレ・フォトショの使い方を知らない
・画質や解像度の意味がわからない
・WordPressの使い方を知らない
・サーバ・ドメインが何かわからない
・契約の意味を知らない
・お客さんとコミュニケーションが取れない
・話をまとめる力がない
・作ることしかできない
・金額の決め方を知らない
・権利について勉強していない
・不具合・更新がある毎に連絡を取る手段を設けていない

これらに当てはまると、「全部」項目の作業はできません。

そして。
在宅で儲けを出している人は、この「全部」をやっている人であり、一部の作業（上記記載）の人は頑張って、月5万稼げたら、波に乗っている状態、となります。通常、上記内容で月5万は稼げません。単価が安いのです。

4)勉強する内容

ここで。気付く人は気付くでしょうか？
そうですね。
スタート時点から「全て」を理解しておく必要性はない。ということです。

全部把握して、仕事ができたら。
それはとても心強いでしょう。
しかし。

想像してみてください。

あなたは初めてバイトをします。
飲食店です。
いきなり、高級料理の調理を任命されるんでしょうか？
そんなバイト、したいでしょうか？

包丁の種類も知らない。
出汁の取り方も知らない。
何より、そのお店の味を詳しく知らない。

なのに、できるでしょうか？
雇い主が頼んでくるのでしょうか？

なのに、Twitterでみかける人の大半は、全部覚えてから仕事を探そうとしています。

逆も考えましょう。1年かけて覚えました。
仕事でその覚えたことが「必ず」役に立ち「お金になる」とどうして思えるのでしょうか？
経験したことも体験したこともないのに、なぜ、それでやっていけると、思ってしまうのでしょうか？

これは何事にも当てはまります。
勉強もバイトも社員も主婦も育児もです。全てに当てはまります。

なので、デザインのデの字も知らないのに、コーディングを必死に勉強している姿には焦ります。
コーディングのコの字も知らないのに、WEBデザインを必死に勉強している姿も心配になります。
WEBデザイナーになりたいと言っているのに、プログラミングを勉強している人やサーバ構築している人をみると、どこへ向かっているんだろうと不安になります。

落ち着いてWEBデザインを分析してみてください。

72dpiで限られた画面枠に永遠に構築できるサイトのデザインをするのに、

・Illustratorをどこまでマスターしていればいいのでしょう？
・Photoshopをどこまで使えればいいのでしょう？
・エディターは何を知っていればいいのですか？
・コードはどこまで知識をつけておけば話が通じるのでしょう？
・ネットの何を知っていますか？
・サイト運営をどこまで理解しているのでしょう？
・どうしてCSSなどが必要なんですか？
・お客様が依頼してくるのは、何故ですか？
・自分は、何をしてお金をもらおうとしているのですか？
・何故それが、お金になるんでしょうか？

大事なのは、それらの知識と技術があることで一体、何がどのようにしてお金に変わるのかを知ることです。

やっぱり。こうして書き出すと。
やりたい方向をある程度決めて取り掛からないと、バイトの仕事にもできない。ということが見えますね。

はい！ここで、また戻り。

「自分は何のデザイナーになりたいのか」一考しましょう。

5)料金設定

WEBでのデザイン料金は思うほど高くはありません。いろんなものが積み重なって高額になっているだけだということを知っておきましょう。

プラスアルファを稼ぎたければ、コーディングとディレクション、登録管理補助、レクチャー・コンサルなどをセットにしないと労働賃金のみになります。結果、稼ぎたい人は「全部」ができないとその目的を果たせないのです。

依頼されると金額は向こうで決まっているものが多いですので、数をこなす必要があります。
注文を受けると金額を決めるのは自分です。結果、完成させようと思うと全てをせざるを得ず、金額は合計として上がっていきます。当然と言えば当然です。

提示した金額を見てお客さんが「払います」と頷けば、交渉成立という世界になっているので、いろんな方のものを見て、値段を自分で決めて、それでいいと言ってくれたお客様に提供する。そのスタイルが個人（フリー）の最初の姿になります。

話が少しそれますが、現状Twitterアイコン（png納品）で500〜6000円当たりのようですが、これは結構乱暴な料金です。
ちなみに私がもし、Twitterアイコンを描くとしたら。
オリジナル画作成料金5千~5万円でしょうか…。
・既存であるイラストを販売（５千円〜）
・オリジナル（上半身のみ：1万〜、全身3万〜）
・アイコン以外にも使用するオリジナル（上半身のみ：３万〜、全身５万〜）あたりにするかもしれません。（未定です。する予定がないので）
この金額差は、納品形式と使用媒体個々によって値段が変動するからです。

お客様はWEB上だけで使うのでしょうか？
限定であれば72dpi画像でいいです。が、これでいくらをつけるのが妥当なのでしょうか？
画像1枚だから500円？制作時間は？時給換算してそれで割りがあっているのでしょうか？
いや、10時間もかかったんだ、修正変更もあった、提案は３つも出したぞ？だからそれら全部に値段をつけて…時給850円として1万円だ！安い方だよ！として。絵のレベルは？あなたの暦は？実績は？その金額に見合っているのでしょうか？

とても曖昧な部分ですね。

名刺など紙媒体にも使用する、があれば72dpi「だけ」で仕上げては「いけない」ので値段が変わります。

イラストの度合いでも金額が変動します。
２D系で単調に作る。リアルで多彩に描く。モノクロにする。３Dで描く。カット調にする。文字デザイン・オリジナルイラストにする。などなど。
作成仕様でも金額は変動します。

こうしたことが面倒な人は、一律金額を決め、テイストを決め、納品仕様を確定して販売を行います。

このように、アイコンカットひとつとっても、考えることは山のようにあり、決めることも多く応用金額をある程度想定していないと渋っている間に信用度が下がったり、他の人に決まったり、不信を買って仕事がなくなっていきます。

デザインの勉強もさることながら。
フリーでやりたいと思う場合は、経理・経営・権利など法律の方も勉強しないといけません。

そうしたことの勉強のためとしても、いきなりフリーランスを目指すのではなく、バイトや契約社員、在宅や委託、クラウドソーシングなどネット環境を活かした行動なども現代は豊富ですので。
そちらで経験を積んでいくことをお勧めします。見て学ぶことは有要です。
実績作りもできますから、無駄な行動にはなり得ません。

さあ。長く話してしまいましたが、一つ一つこなしていけば。
誰でも始められる世界なのです。

さあ。好奇心と興味と夢中になる力をフル回転させて、こちらの世界へ。

…次は、デザイン基礎についてです。
よければ、ハートくださいませ＾＾
嬉しくなり、書く気力につながります。
ご一読ありがとうございました。