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001「これからデザイナーを目指す人へ」

Twitterで最近、デザイナーになりたいけれど何をしたらいいのか分からない。という言葉や質問を受けるようになりました。

確かに、この世界は「閉じられた空間」ですね。
誰しもができそうなツールが山のように存在しているけれど、誰もができる仕事ではないことが見えない。そんな世界ですね。
見えないからこそ、憧れの世界にもなるのですが。
今日はそんな世界のお仕事のお話をします。

1)必要なもの

さて。この変わった世界に足を踏み入れたい。と思われた方へ向けて。

去年からTwitterを始めました。そこでは流行りのフリーランスを目指す人がたくさんいました。だいたい皆さん…

・WEBデザイナー

・リモートワーク
・クラウドソーシング
(エンジニア志望も迷走し愚痴りながらもそこそこいました。)

…あたりを目指していて他のデザイン職はあまり見かけません。なんだか偏っています。

つまるところ、ネット環境が身近になり。いつも見かけるページなら勉強すればツールも格安で手に入る今、私でもできるかもしれない。そう感じて、新たなステージを目指そうと思う方が増えているようです。
では、なにをすればその仕事に携われるのか。考察してみましょう。

A)作業できる体があること
B)パソコンを持っていること(ネット環境)
C)キーボードが使えること(文字が打てること)
D)ツールが使えること(Adobe系ほか)
E)デザインができること

…これが不確かなこの世界の基準でしょうか。(私観測ですけど)

--A)作業できる体があること

絶対条件です。「〆切・納期命」の仕事です。
自分の都合で提出日を遅らせることがあってはなりませんし、ドタキャンもあり得ません。法的処置をくらう覚悟をしてください。体の健康、第一です。根性ない人はこの道はやめておきましょう。地獄を見ます(苦笑

--B)パソコンを持っていること(ネット環境)

最近は性能も良いので、ノートパソコン…下手をするとタブレットでできる仕事まで存在しています。だからと言って、すべてのデザインの仕事がそれで可能だと勘違いしないでください。無理です。お話になりません。
きちんとデスクトップが必要です。
そして、リモートワークを望む場合、ネットとPCにもある程度精通していることが必須です。何故なら、在宅・リモートはその場に自分一人だからです。会社のようにメンバーが助けてくれたり知恵を絞ってくれたり代わりに謝罪しに行ってくれるようなことはないからです。

--C)キーボードが使えること(文字が打てること)

ブラインドタッチできなくてもいいです。ですが、英字打ち基準でいましょう。流行りのWEBデザイナー。日本語だけではありません。打ち変える時間が無駄です。

--D)ツールが使えること(Adobe系ほか)

これが難関でしょう。使用ツールはいろいろです。やりたいデザイナーの種類によってメイン使用ツールは違います。
後に記述します。

--E)デザインができること

絵がかけること=デザインができること、ではありません。
デザインとは。
「他者の抽象をツールを使用して具現化・設計・構築すること」です。
そこに絵や文字や形や音などが用いられて表現されたものをデザインといいます。絵を描くだけだと思っているなら、デザイナーになるのはやめましょう。苦労します。


2)始めること

専門分野の勉強です。

A)パソコンはどんなものを持っていたらいいのか
B)キーボードはどのくらい使えればいいのか
C)ツールは何をどこまで使えたらいいのか
D)デザインって何?

--A)パソコンはどんなものを持っていたらいいのか

Macが流行っています。Winでも構いませんが、印刷が関わる場合、印刷会社がMacなことが多いのでMacの方がトラブルが少ないです。
WEBに関しては企業がWinが多いので、Winの方がトラブルが少ないのです。
自分の好きなパソコンなんて使用していません。環境に沿っています。

--B)キーボードはどのくらい使えればいいのか

ミスなく早く打てると時短につながって自分を助けることができます。ひたすら打ちまくって自分を鍛えましょう。話すのと同じくらいの速度で打てると楽です。

--C)ツールは何をどこまで使えたらいいのか

制限はありません。知っている程、自分の助けになります。逆は最低限の基礎知識があります。
後に記述します。

--D)デザインって何?

お客様から対価をいただいて、抽象イメージを専門ツールで具現化する「仕事」です。好きに描いた既存物を販売するアート(芸術)ではありません。販売型のデザインにしても、基準が決まっており、ルールに則ってお客の存在する「商品」を作成しています。自由に自己表現した「作品」を販売する芸術とは似て非なるものです。

3)道を大まかに決める

デザイナーには種類があります。

A)WEBデザイナー
B)グラフィックデザイナー
C)DTPデザイナー
D)イラストレーター
E)ゲームデザイナーほか

--A)WEBデザイナー

ネットで見慣れているページを作る人のことです。最近は動きのあるサイトが多いので、デザイン知識プラス複数ツール、コーディング、サーバ、UI/UX知識など沢山の知識が必要で、勉強量がバカほど多く難易度の高い職種です。

--B)グラフィックデザイナー

紙媒体・広告など世にある現物デザインが主です。プロダクト(インダストリアル含む)デザインは身近でいうと日用品デザインですね。
これらの作成は主だって会社同士で行うので、Twitterなどで話題の在宅にするには実績が必要になります。素人がいきなりフリーで活躍できる確率はとても稀でしょう。数ヶ月〜数年のある種、専門の社会経験期間を得てフリーへ転身する人の多い職です。

--C)DTPデザイナー

いわゆる商品広告などが一番わかりやすいでしょうか。使うツールも基礎は一緒でも会社独自開発ツールなどを使用することも多いです。
こちらも初体験からフリーで請け負うのはほとんど無理な仕事でどの仕事よりも「スピード」重視です。とんでもない速度で仕事ができないと割りが合わないこと多々ありです。

--D)イラストレーター

一番、素人からチャンスを掴む可能性を秘めてしまっている職種に今はなっています。この仕事はデザイナーの中でも一番アートに近く、自分の特色を活かしながら、お客様の要望に応えることで付加価値を自分につけて販売していく手法です。ツールも手描き、撮影、ソフト…なんでもありです。

--E)ゲームデザイナーほか

なんでしょう?ちっとも話題に上がってこないですね。ゲームを作る人たちも「ゲームデザイナー」として存在しています。アニメーターも「アニメのデザイン」であるのですが、名前がそうではないから目立たないのでしょうか?同じような使用ツールの先にいるので、候補に上がってもいいのでは?と思うのですが、まったく話題になりません。謎です。建築も同じですね。「デザイン」という枠組みでいうとこうした職種も選択肢上に同じように存在している職業です。


他にもありますがキリがないでのこれで。
このような道を見て、自分がどんなデザイナーを考え、目指したいと思っているのか道を決めてから進まないと、覚えることが多すぎて、混乱して違う勉強をしたり、無駄なお金と時間を過ごすことになります。

今一度、自分が何のために、何故、デザイナーになりたいのかを見つめてみましょう。

さて。
次は「WEBデザイナーを語ってみる」です。
お楽しみに。

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